王様、始めます
第18話
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う思っていましたけど、本当に神は死んでいたのですね。
「あまり驚かないのですね」
「なんとなくですが、勘づいていました。確信と言うか、一番疑問に思ったのがアーシアさんが教会から追われた事ですね。アーシアさん程の聖職者に神の加護がない時点で異常を感じていました。ゼノヴィアさん達は信仰が足りなかったからと思っているみたいですが、僕の目からはそうとは思えませんでした。それと僕自身の事でも薄々感じていました」
「そうですか。それと貴方が独立部隊に指名したゼノヴィアと紫藤イリナ、こちらで選んだグリゼルダは神の不在を知り、現在は精神が不安定になっています。合流は少し遅れる事になるでしょう」
「大丈夫です。独立部隊設立後は部隊員の訓練から始める予定ですので、しばらくの間は僕と魔導書の精霊であるルゥだけで動くつもりです」
「それで問題無いのですか?」
「僕とルゥだけで過剰戦力ですから」
「分かりました。ですが、出来る限り早急に合流出来るようにします」
「はい。それと別件になるのですが、アーシア・アルジェントを駒王の教会で保護しています。どうしましょうか?」
「そのまま保護しておいて下さい。今の教会では受け入れる事が出来ませんから。ですが、彼女には真実を知る資格がありますし、謝罪もしなければなりません。後日、伺わせてもらいます」
「分かりました。アーシアさんにはこちらから話を通しておきます。会談の後でよろしかったでしょうか?」
「それで構いません。そろそろ戻ります。次に会うのは会談の時になるでしょう。会談後は、貴方が信じる道を行きなさい」
「はい、ミカエル様」
天界へと戻るミカエル様とガブリエル様を見送り、イッセー君を迎えにいくと副部長に告白まがいの事をしていたので空気を読んで一人で神社から帰る事にしました。
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