第4話〜第6話
[7/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
一キロ程歩けば大きな湖が見えるこの場所に
二人の子供がいた
「嘘だ……嘘だッ……あれは夢だったんだ
………現実なんかじゃないッ!!……嫌だ
……嫌だーー!!!」
「どうして?………生きてる……
私生きてる」
一人は未だ幼い男の子 彼は酷く混乱している
ようだ まるで悪夢でも見たかのように
頭を抱えて必至に正気を保とうとしている
ようだ
「これは夢だ………もう嫌だ………
あんな思いは嫌だ……誰か助けてよーー!!!」
「でも…………どうして………ここは
天神小学校じゃ無いの?」
もう一人は少年と差ほど歳も変わらない
小さな女の子だった 彼女も少年程ではないが
酷く混乱しているようだ
「どうして思い出させるんだぁ
……折角忘れていたのに……ドラえもんの道具で
忘れていたのにーー!!!!」
「取り敢えず今は落ち着かないと
………お兄ちゃん……しっかりして」
少女は何かあり得ない事でも起こったかの
ようにしきりに状況を確認しているようだ
しかし自分以上に混乱している少年のお陰で
少女は幾分落ち着いていられた
少年の名前は野比のび太 少女の名前は
篠崎サチ子
そして そんな2人にまるで導かれる
かのように2つの影が少年と少女に近づいて
いた
新 バトルロワイアル 第5話 ひと欠片の勇気
野比のび太 篠崎サチ子 満月美代子
面堂終太郎
・・(「そうだったの世界から来てたの
・・ねぇのび太さん貴方の世界もこんなふうに
美しい? うんあんな事があると改めて
地球って星だなぁって思うよ その地球を
守れたのも貴方のお陰よ そんな僕なんて
ねぇ又会えるかしら うんきっと
会えるよ」)・・
・・それは少女の初恋だった・・
場所はHー4 東側 其処を一人の少女が
空を飛んでいた
無論見つからないように低空飛行だが
少女は額に汗を滲ませて必至に誰かを
探していた
「はあっ はあっ はあっ 感じるわ
……居るのね…近くに居るのね……守るわ
……今度は私が貴方を守るわ……無事でいて
のび太さん」
少女は暗闇の部屋での事を思い出す
突然の事で唖然としている少女の頭の中に
もう会えないと思っていた想い人の悲しみの
思念が聞こえてきたのだ
・・(「(嘘だ嘘だ嘘だ) (っ!?
その声はのび太さんね!! 一体どう
したの!?) (知らない僕はこんな光景
知らない!!) (落ち着
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ