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新 バトルロワイアル
第4話〜第6話
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美代子「……(サチ子ちゃん…のび太さん)…」


美代子はあの部屋でのび太の思念を感じた時
直ぐに魔力でのび太と自分の波長を合わせて
おいた


能力の制限上それは時間がたてば消えてしまう
ものであったし 距離が遠すぎても分からなく
なってしまうものだったが運良くのび太の
近くに居たおかげで見つける事が出来た


名簿には自分とのび太以外の名前が無い事に
訝しんだが聞こえてきたのび太の叫びから
おおよその事が理解出来た


そして見ず知らずでありながらのび太を
助けてくれたサチ子と言う少女に感謝の念と
漸くのび太に会えた事に涙が止まらなかった


このような残酷な場で必至に生きようとする
二人に涙が止まらなかった そして美代子は
誓うのであった 絶対に皆で生きて帰ると


終太郎「………(サチ子ちゃん・・なんて
強い娘なんだ……自分だって辛いだろうに)……


終太郎は目の前の二人の子供達の事は
何一つ知らない しかし聞こえてくる言葉から
二人がどれほど悲しんできたのかは容易に
知る事が出来た


そしてそれでも尚必至に生きようとする
二人の子供達に涙が止まらなかった


自分とて世間から見ればまだまだ若輩者だ
それでも人生の先輩として男として 
この素晴らしい子供達を守る事を硬く心に
誓うのであった


サチ子「ねっわかるでしょ……お兄ちゃんは
一人じゃない……その人達だってお兄ちゃんを
見守ってくれてる筈だよ・・目を閉じれば
何時だって会える 心の中に何時も居るんだよ」


のび太「うん・・うん………うぅ……うぅ
あぁああ……ドラえもん ジャイアン
静ちゃん スネ夫……うぅあぁああああん!!!!」


サチ子「今は泣いて良いんだよお兄ちゃん
涙が収まったらきっと笑顔になれるから」


のび太「ううぁあああああああああああ
ああああ!!」


のび太は泣いた泣き続けた 涙が枯れるまで
泣き続けた


彼は今まで目を反らしてきた現実にやっと
向き合えたのだ



  …………空を見れば雲の合間から太陽が
のぞいていた………


終太郎「夜明けだ・・綺麗だな」


美代子「本当に綺麗だわ・・もしかしたら
ドラちゃん達がのび太さんを祝福して
くれているのかもしれないわね」


  ………暖かな太陽の光が四人を優しく
包み込む………


終太郎「きっとそうですよ のび太君の想いは
きっと届いてますよ」


美代子「そうね・・きっとそうよね」


  …………もう間も無く夜が明ける………


終太郎「今度は僕達が守りましょう・・
子供達の未来を
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