第4話〜第6話
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サチ子にはわからない
・・でもね」
ストン
美代子「・・・・」
ジャリ
終太郎「・・・・」
サチ子「お兄ちゃんは一人じゃないよ
サチ子がいる皆がいる・・だから泣かないで
お兄ちゃんの傍にはお兄ちゃんを愛してくれる
人が沢山居るから・・そうだよね?」
美代子「えぇ勿論よ………のび太さんは私の
大切なお友達だもの」
終太郎「勿論だとも………時間何て関係ない
僕達は仲間だ僕達はずっと君の傍に居るよ」
何時のまにかサチ子達の傍に来ていた
優しそうな二人に言葉を投げかけると
二人は笑顔で頷いてくれた
その優しさに私の心の中に暖かい思いが
広がっていくのを感じる きっとこれが
人の優しさ何だろうと思う
今まで自分が失っていた 目を反らしてきた
人としての愛情なんだと思う
それは人として決して忘れてはいけないもの
どんなに辛くてもどんなに悲しくても
それがあるから人は人でいられるんだと思う
サチ子「……(お母さん今ならわかるよ
お母さんの言いたかった事 お母さんは
死んでしまっても 悪霊になっても
サチ子の事を見守ってくれていたんだよね)……」
ツツゥゥ
今思えばお母さんはずっと私の傍に居てくれた
ヨシカズもそうだ 自分が殺した三人の子供達
管乃雪 辻時子 吉沢遼達も幽霊となった後も
自分のそばにいてくれた
それはきっと自分を愛してくれていたから
だと思う あれ程酷い事をした自分を
見守ってくれていたんだと 今ならそれが
はっきりと分かる
だから今度は私の番だもう私は二度と
怨念には負けない 絶対に悪霊には戻らない
私は目の前のお兄ちゃんを力強く それでいて
優しく抱き締める
サチコ「ねぇお兄ちゃん分かる?・・
サチ子の胸トクントクンって動いてるよね
生きてる証拠だよ……お兄ちゃんもそうでしょ」
のび太「サチ子ちゃん・・でも僕はドラえもん
達を見捨てたんだ・・あのお姉さんを殺したんだ
・・そんな僕が生きてて良いのかな」
サチ子「お兄ちゃんにはもうわかってるでしょ
その人達はお兄ちゃんを恨んだりするような
人達なの? お兄ちゃんはその人達を恨んだ
事があるの?」
のび太「そんな事あるもんかそんな事あるもんか!!
ドラえもん達は僕の最高の仲間達は
人を恨んだりするような人達じゃない!!」
サチ子「だったらお兄ちゃんも前に進まなきゃ
そしてその人達に見せてやろうよお兄ちゃんの
笑顔を・・そうしたらその人達もきっとお兄ちゃんの
幸せを喜んでくれるよ・・ね?」
のび太「サチ子ちゃんっ」
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