第16話
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兄ちゃんはクズ何かじゃないぞ、コレ!!」せ・・・ん?」
「ナルト兄ちゃんは大事なことをちゃんと教えてくれたんだぞ、コレ!!
バカにするなー!!」
「何を仰いますか!こんなヤツ、生きている価値なんかないんですぞ!」
エビスのその一言でナルトと木の葉丸はついに沸点に達した。
「なぁ、木の葉丸。」
「何?ナルト兄ちゃん。」
「早速、オレ達にとって最初の『認めさせるべき人』が見つかったってばよ。」
「・・・そうだな、コレ。」
2人は何か悪戯を思い付いたかのような怪しげな笑みを浮かべていた。
「さあ、お仕置きだってばよ!!」
「お仕置きだ、コレ!!」
木の葉丸はチャクラを練り始め、ナルトは"多重影分身"を展開した。
エビスは何やら良からぬ気配を2人から感じ取り、咄嗟に身構える。
「「変化!!!」」
声を揃え、一斉に変化の術を繰り出す。
木の葉丸は黒髪のスタイル抜群な美女に変化をし、ナルトの場合は、モデル体型からペドまで、一人ひとり別の変化をし、様々なタイプの女性を用意した。
そしてナルト達は一斉にエビスに襲い掛かり、所謂『女塗れ』の状態にした。
エビスは鼻の下を伸ばし、鼻血を噴射してロケットのように何処かへ飛び去って行った。
普段、真面目でお堅いエビスにはハーレムのような珍しい類の色仕掛けに対しては耐性が0だったので、効果は抜群であった。
「「"ハーレムの術"成功!!」」
2人は術を解いてガッツポーズ、そして激しいハイタッチを交わした。
「でもやっぱり、ナルト兄ちゃんの方がスゴかったぞ、コレ!
兄ちゃんがいっぱいになったし!」
「まあ、この術もいずれ教えて上げるさ。
そんなことより、まずは一歩前進したな!」
ナルトはニコッと笑い掛ける。
木の葉丸も大層嬉しそうに笑った。
「さて、お前には悪いけどオレは明日から一足先に忍者になる!
先に火影になるための一歩を踏み出すけど・・・
・・・いずれお前も追いついて来いよ、木の葉丸!!」
木の葉丸は名前を呼ばれて一瞬固まった。
初めて他人から、ちゃんと名前を呼んで貰えて感動したからである。
木の葉丸は少し照れながらナルトに握手を求め、ナルトもそれに応え、
これからの互いの健闘を祈り合ったのであった。
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