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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
覚悟
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った。

 二人とも一進一退の攻防を続け、どちらも一歩を譲らなかった。数回の打ち合いの後、シグナムは聖の太刀筋に何かを見出した。

 ……剣から迷いが消えた。

 シグナムは打ち合いながら以前聖と戦ったときに感じた聖の迷いが消えたことを感じていた。今の聖は迷いを断ち、まっすぐな剣をシグナムへ放っていた。

 ……覚悟が、ついたようだな。

 小さく笑ったシグナムは再度強く剣戟を放った聖の木刀を絡めとり、放り投げる。同時に聖の喉元に切先を突きつけた。

「参りました……」

 聖が両手を挙げて降参を表すと、シグナムは頷きながら木刀を納めた。

 木刀を回収した聖はシグナムに買っておいたスポーツドリンクを渡した。

「ありがとうございましたシグナムさん。鍛錬に付き合ってもらって」

「なに、私もお前の太刀筋が変わったのが見れてよかったよ」

 ドリンクの封を開けながらシグナムは笑みをこぼした。一口ドリンクを飲むと、シグナムと聖は近くのベンチに腰をかけた。

「白雲……どうやら覚悟が決まったようだな」

「え?」

「以前お前とこのように打ち合った時、私はお前の太刀筋に迷いがあるといったな。しかし、今日やってみてその迷いが消えていた」

 聖の方を見ないが、シグナムは聖に向かってしっかりと告げる。

「隠し事を話す覚悟が出来たか」

「っ!? ど、どうしてそれを?」

「やはりな。いいか白雲、これは私はお前のように剣を使うものにしかわからないことかもしれないがな。剣というのはその人物の色々なことを教えてくれる。それは恐怖であったり、悲しみであったり様々だ。勿論お前が抱いていた迷いもそうだ」

 シグナムの言葉に聖は声が出せずにいた。しかし、シグナムはさらに言葉をつむいでいく。

「初めてお前と模擬戦をしたときお前の剣から感じられたのは、何かを隠しているということだ。しかし、それは私や主はやてを傷つけるものではなかったのでないままで黙っていた。そして段々とお前の隠すという感情は迷いに変わっていったのだ。それが以前私が指摘したことだ。だが、先ほども行ったようにその迷いが今日は見られなかったのでな。何か覚悟を決めたのかと思ったのだ」

「最初っからお見通しだったってわけですか……流石ですねシグナムさんは」

「褒めるようなことではないさ。私のように長く生きているとなわかってしまうんだよ。古代の時代もそうだった。戦争ばかりで戦う相手の感情をいつの間にか剣を通してわかってしまうようになってしまったんだ」

 遠い過去を思い返すように呟くシグナムの瞳は夕日の反射もあってかいつも以上に光って見えた。すると彼女は立ち上がり、

「いいか白雲、私はお前が何者だろうと気にはしない。それは高
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