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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第十九話 S級対決
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の吸血鬼《ブラッシュヴァンパイア》の魔道士の男が荒く息をしながら、

魔1「はぁ・・はぁ、た、助けて・・・くれぇ・・・・はぁ、はぁ・・・」

と俺に訴えていた。俺はその場にしゃがみ込むと男に手を差し伸べた。男は嬉しそうに手を伸ばし、俺の手を?むと、

?「感電。」

魔1「グギャアアアアアアアアアアッ!!」

感電して、また気を失った。さっきエルザを助けた時に発動したモード雷をまだ解除していなかった。でも、そんなに強かったかな?そんな事より・・・

?「全く。俺が『予知』でエルザが殺されそうになったのを見たからよかったけど・・・もし『予知』が見えてなかったら、エルザの奴、完全に死んでたぞ。」

俺は赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)のギルドの隅に置いておいた黒いベストを羽織る。

ショ「旅に出る前に、「襲われそうになったり、危険な目に合ったら、すぐに俺、ショール・ミリオンの事を呼べ」ってあれほど言ったのに・・・」

羽織った黒いベストの胸ポケットに、白い妖精の尻尾(フェアリーテイル)のギルドマークがあった。
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