バトルロワイアル 桐山和雄の章 第9話〜第11話
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………少女の目には全てが敵に見えていた
信じられる者はジュンヤだけだった………
????「だからねぇジュンヤ……私決めたんだ
……殺される前に皆殺してやるの…ヒフハァッ
ねぇジュンヤァ 私を誉めてくれるよねぇ……
ケハッ、ウハヒヒッ!」
………彼女の向かう先は…………
バトル ロワイアル another story
桐山和雄の章 第11話 血に染まった手 前編
診療所へ向かう一行 川田章吾、七原秋也
中川典子、琴弾加代子の四人は異様な雰囲気に
つつまれていた
中川典子は今日何度目になるかわからない
質問を秋也に投げかけた
典子「ねぇ秋也君、もし桐山君に会ったら
……まず話し合ったほうがいいんじゃない
かしら…」
秋也に人殺等してほしくない、そう願い典子は
ひたすら秋也に言葉を投げかける
横を見れば加代子も同様のようで、探るような
視線で秋也と川田を見ている
だが彼女達の想いに反して返ってきた答えは
彼女達の期待を裏切る………否ある意味
期待通りの答えだった
秋也「ありがとう典子さん、心配してくれてん
だな 俺の事……けど心配すんなよ 俺はあんな
卑怯者になんか負けやしねえよッ」
川田「………フフ」
琴弾「………(はぁ…七原君相当重症ね………
典子はこんな状況でずっと耐えてたんだね)」
だがそれでも典子は諦めなかった
典子「秋也君……違うの」
秋也「んッ? 典子さん何が違うんだい?」
典子「私は秋也君に傷ついてほしくないのッ
人殺しなんてしてほしくないのッ!」
典子は涙ながらに秋也に訴えた
琴弾「典子…………ねぇ七原君、典子の気持ち
わかってあげたらどうなの……典子はね
七原君に無意味な人殺しなんてしてほしく
ないんだよッ!」
加代子も七原に懸命に訴える
…………だが返ってきた答えは…………
秋也「無意味なんかじゃないさ、人殺しを殺す
だけだ、心なんて痛まないさ、あんな奴ら
死んで当然なんだ」
………最早善悪の区別がつかない悲しい
言葉だった………
川田「落ち着けよお嬢ちゃん達、誰だって
人殺しなんてしたくないさ……だがな
だからと言ってむざむざ死ぬ訳にはいかない
だろう」
川田章吾がその場を取りなすように皆を
落ち着かせる
秋也「そうさッ、川田の言う通りなんだッ!」
………しかし典子と加代子には分かって
いた……
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