バトルロワイアル 桐山和雄の章 第9話〜第11話
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バトル ロワイアル another story
桐山和雄の章 第9話 後編 受け継いだ魂
カタカタカタカタカタカタ
三村「フゥー」
農協に作った一角で三村信史はパソコンの
カスタマイズをしていた
進行状況はおよそ50%まで進んでいた
三村「フゥッ、熱くなるな信史 クールにいけ
クールにだ」
カスタマイズは順調だこのまま行けば特に
問題なく作業は終了するだろう
……問題はその後だ……
三村「ふぅッ、少し考えを整理するか」
カタカタカタカタカタ…タタンッ
信史は作業を中断しこれからの事を考える
三村「そぅ…ハッキングはおそらく成功する
……問題はその後だ……」
三村信史は考える、瀬戸豊には分校のシステム
を制御できるのは30分と言ったが実際には
それは有り得ないとおもっている
三村「…………精々15分………だな」
そうおそらくは15分だろう、それも過ぎれば
何時システムが復旧するかわからない
全ては15分でケリを付けな ければならない
そこまで考えて三村信史は胸元のロケットを
握りしめた
三村「……大丈夫だよおじさん……俺は大丈夫
クールにやってみせるよ …おじさんがくれた
この爆弾の雷管を必ず奴らにぶち込んでやる」
信史の叔父は反政府活動家だった、信史の持つ
技術は全て叔父から受け継いだ物だった
しかしその尊敬する叔父も政府に見つかり
殺されてしまった
だがその魂は今も信史の中で生きていた
ギュッ
三村「…ねぇおじさん、俺は死なないよ
必ず皆と一緒に生き残って見せるよ」
………だから俺を見守っていてくれよ
おじさん………
信史が物思いに耽っていると外が騒がしく
なってきた
三村「もしかして豊が帰ってきたのか?」
思ったよりも早い豊の帰還に信史は足早に
入り口に向かう
三村「豊か、随分早かった……な!?」
豊「信史ただいま」
杉村「三村………無事で何よりだ」
飯島「三村…………あ……あの」
三村「まさかッ、杉村か!?…それに飯島
お前らどうして」
思わぬ再会に信史も驚きが隠せない
豊「信史、二人にはさっき会 「三村!」
って、飯島?」
二人と出会った経緯を話し始めた豊を遮って
突如として飯島が信史に話し出す
三村「んッ? どうした飯
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