バトルロワイアル 桐山和雄の章 第9話〜第11話
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ッ」
二人は最早言葉もなく項垂れるだけだった
仕方なく二人も歩きだそうとしたその時
清水「ちょっと待ってくれ」
清水が皆を呼び止める
川田「ん…?」
七原「どうした清水?」
典子「清水さんどうかしたの?」
琴弾「清水さん?」
何事かと皆が振り向くと
清水「……すまないが南に撃たれた所がまだ
痛むんだ………今のままじゃ歩くのも辛い
悪い んだが中川と琴弾手当てしてくれないか」
典子と琴弾の顔をチラッと見ながらそう清水が
言った
典子「!?………そうねわかったわ それじゃあ
川田君と秋也君は辺りを見張っていて」
琴弾「……(そういう事ね)……そうね清水さんは
私達にまかせて貴方達は辺りを警戒していて」
二人はそう言って清水に駆け寄っていく
川田「………仕方ないか、なるべく早く
手早くしてくれよ」
七原「あぁ わかった、怪しい奴がいたら
殺してやるか まかせてくれッ!」
そう言って秋也と川田は離れていった
「(チッ こっちへくるか……これ以上は
危険だな)」
タタタッ
辺りに誰もいなくなったのを確認した3人は
今までの事を手早く話し合った
まずは典子が月岡彰に助けられた事から始まり
続く呼び掛けの真実を話した
清水「はぁ…………なるほど…な、桐山に罪を
かぶせるか……とんでもねぇ事考えてたんだな
川田の野郎」
琴弾「そう…………そっかッ、それが始まり
だったんだね、そして友美子と雪子だけじゃ
無くて月岡君も……」
典子「ぐすん……私……何も出来なかった
〔ギュッ〕 月岡君に助けて貰ったのに…
ぐずっ…何も……ううっ……何もしてあげられ
なかった」
琴弾「典子ォ……辛いよね、そんな辛い思いに
ずっと耐えてたんだね」
ガバッ ギュッ
そう言って琴弾は典子を抱きしめてやった
清水「……ハァッ……そして人の良い七原は
川田の野郎にまんまと騙されちまったんだな」
清水がやり切れないとばかりに溜め息を吐き
天を仰ぎ見る
典子「うん……それでね、その後に」
そして典子は続きを話す、杉村との再会と
診療所での待ち合わせの事を
琴弾「えぇ!? 典子っ杉村君と一緒に
いたの!?」
杉村の話が出ると琴弾が食い付いてきた
典子「う…うん、ろくに話も出来なかったし
ほんの僅かな時間だったけど…でもそお陰で
診療所で皆と
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