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バトルロワイアル 桐山和雄の章
バトルロワイアル 桐山和雄の章 第9話〜第11話
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これにはさっきまでやられていた清水比呂野も
痛ましそうに南香織を見つめている


  ………そして現れた………


  ……地獄の使者が………


  …………殺戮の悪魔が…………



七原「大丈夫か清水?」


川田「やれやれ…(カチッ スウゥ)…どうやら
無事なようだな」


清水「…………川田……と、お前………誰だよ
………嘘だろ……七原……か?」


清水比呂野は目の前に現れた二人の男の片方が
誰だかわからなかった


何故なら顔つきが違う、瞳が違う、何より
身体から出る臭いが違う


いつも彼は周りを満点の笑顔にしていた
自分は薄汚れてるからそんな彼に密かに
憧れていた


南「ヒギャァィ! ダダァィヨォ!!」



だがそんな自分が憧れた七原秋也は最早
見る影もない


清水「…………何があったってんだ…今のお前は
光子より酷いぞ」


そんな清水の葛藤も知らず二人はいまだに
まだ生きている南香織を見て話しを続ける


七原「さて 川田こいつをどうする?」


川田「答えはきまってるだろう…なぁ七原」


七原「あぁ当然だ……ククッ、殺人者は
皆殺す!!!」


清水「………(こいつはもう駄目だ、もう
戻れない所まで来ちまった)…」


二人は南香織に近づきトドメをさそうとする


清水比呂野は唖然と見てるしか出来なかった


七原「死ね……「秋也君駄目ー!!」 
「七原君ッ 、駄目よー!!!」 〔!?あれは
中川と琴弾!〕 〔ドダァン!!〕 「フゲンギャ
アアア!!」 「(フハハハ!! ようこそ七原
お前はもう戻れない、最後の希望ももうすぐ
終える)」…」


  ………南香織は死んだ……


清水「……中川……琴弾…何があったんだ」


典子「ううぅっ…止められなかった…秋也君ッ
ううぅっ」


琴弾「…………川田章吾ッ 〔ギュッ!〕 
あんたはッ」


七原「もう大丈夫だよ典子さん、典子さんも
……みんなも守ってやるよ…みんな殺して
やるよ」

血みどろの顔で七原秋也は楽しそうに
笑っていた


川田「クハハハッ!!! アハハハハッ!!!!」


川田章吾の狂笑が辺り一帯に響き渡る


  ………診療所は目前……


  ………再会は近い………



バトル ロワイアル another story 
桐山和雄の章 第11話 血に染まった手 中編



あとがき

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