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バトルロワイアル 桐山和雄の章
バトルロワイアル 桐山和雄の章 第9話〜第11話
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ているようだ


そして もう一人は


南香織「フヒッ クヒッ ねぇジュンヤァ
私殺すよ…もうすぐ会えるよ、キャハァ!」
ダンッ !


南香織であった 最早彼女は正気を失っていた


瞳は虚ろで口からは涎を垂れ流し奇声を上げ
ながら銃を撃っていた


清水「ふざけんなよッ、いきなり襲って
きやがって! 死ねやコラァ!」


南「ケヒッ イヒャァィ!」
ダダンッ!!


  ………迫る今以上の危険に気ずかぬまま
少女達は争い続ける………


  ………やがてくる出会いは彼女達にとって
希望かはたまた絶望への誘いか……………





バトル ロワイアル another story 
桐山和雄の章 第11話 血に染まった手 中編






清水「クソッ、 何でこんな目にあうんだよッ」



清水比呂野は毒づいていた 彼女はこんな
クソゲームに乗るつもり等なかった


だからと言って仲間を探す事等出来ない
何せ自分はあの相馬光子と連んでいたのだ
誰も信用してくれないだろう


そんな状況で森をさまよっていた所出会い頭に
南香織に攻撃されたのだ


南「ケヒィッ、 ジュンヤァ!」
ダダンッ!


一目見てわかった、こいつはもう駄目だと


本来なら負けなどしないが相手は正気が無く
限界を忘れていた為に恐ろしかった


清水「ちぃッ、 ちくしょう!…(バキュッ
カチカチ)……なっ!? 弾切れ!……クソォッ!」


そんな状況で撃ち合いが続き遂に清水の拳銃の
弾が無くなってしまう


南「イヒィ……イヒャァィ!」


清水「クソッ」


バックから弾を出す暇もない 最早これまでか


清水「なんでてめーはこんな糞ゲームに
乗っちまうんだよー!!」



最後の悪あがきとばかりに疑問を投げ掛けるが
無駄な事だった


  ……既に南香織は目の前で銃を構えていた
のだから………


南「ケヒッ……もう直ぐ会えるよォァ! 
ジュン 〔ドンッ!〕 ヤァギャヒァー!!」
 ゴロゴロッ


清水「……何が起こった?」


突然の事だった、銃を撃とうとした南香織が
銃を持った腕を肩からもぎ取られのた打ち
まわっている


南「イギャァィ、ダズケデェ ジュン 
〔ババァン!!〕 ジャァ!」
ゴロゴロ バタバタ


清水「なっ!!?……酷ェ」


襲撃者は容赦がない今度はもう一つの腕も
もぎ取られひどい有り様だ

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