バトルロワイアル 桐山和雄の章 第9話〜第11話
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豊「フゥッ! フウッ! フゥッ!」
ズルッ ズルッ ズルッ
三村信史と合流した豊は皆を助ける為に
脱出の為に其々のやるべき事をやっていた
その為に瀬戸豊は一人で爆弾の材料集めを
していた
豊「うぐぅ、 ぐうぁッ ふうぅッ」
ズルッ ズルッ ズルッ
三村信史は分校のコンピュータをハッキング
する為にパソコンのカスタマイズをしていた
豊「このくらいッ、 なんでもないさッ!」
ズルッ ズルッ ドタァ!
そして豊は爆弾の材料の内 肥料、ガソリン
滑車はすぐに見つける事が出来た
最後の難関であるロープ、分校を上空で跨ぐ為
優に300メートルは必要である
豊「僕はもう逃げないッ」
ズルッ ズルッ
だが豊はそれを一人で見つけた、しかし
300メートルである 重量も相当あるだろう
農協まで直線距離でも2キロはある 豊の体格
では運べる筈がない
豊「月岡も、友美子さんも雪子さんも
立ち向かったんだ!」
ズルッ ドタァッ ズルッ
それでも豊は諦めなかった、全身汗にまみれ
何度も転倒しながらも豊は決して逃げなかった
豊「そうさ……僕も戦う!!、僕が僕である為に
皆と一緒に………帰るんだ!!!!!」
……時間は間も無く正午になろうと
していた………
バトルロワイアル another story
桐山和雄の章 第9話 前編
僕が僕である為に
飯島「ハァッ ハァ 怖い怖い…ちくしょう
……もう一人は嫌だ」
ガサガサ
飯島「ヒィッ!……なんだ野良猫か…ちくしょう
誰か助けてくれよ」
飯島敬太は島の南東の森の中を彷徨っていた
何時襲われるかわからない状況の中彼の精神は
限界に近づいていた
……その時……
「ハァッ、ハァッ、フゥッ」 ズルッ ズルッ ズルッ
飯島「だっ! 誰だ!」
後ろから聞こえた人の声に飯島は大声で叫ぶ
豊「えッ……その声は飯島かい?」
飯島「その声…豊か!?」
ゲーム開始以来漸く聞く事の出来た知り合いの
声に飯島は大喜びで後ろを振り返る
飯島「………豊?」
後ろを振り返った飯島が見たものは重いロープ
を担ぎ全身汗と泥にまみれた豊の姿だった
余りにも予想外の格好に飯島は先程までの
恐怖も忘れて豊に質問した
飯島「豊………お前何やってるんだ?」
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