レムの塔〜
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姉上!?」
「・・・我はお前の姉ではない。我は8―027だ」
「どうして来たんです?モースの救いの手を待ってるんですか!」
「そうだ。地上には我らレプリカの住処はない。街の外に暮らすには我らの仲間は知識を持たず、街の中は被験者の世界だ」
「我々は恨まれている。この地上には済む場所がない」
レプリカ達の意思は堅い。
「被験者の為に死ねと言う奴がいる程だ」
「だ、誰がそんなことを!?」
「お前と同じ顔の男だ。我らの命を使って障気を消すことに同意すれば、まだこの塔に辿り着いていない大勢のレプリカ達に、住む場所を与えると取引を持ちかけてきた」
「そんなに死にたければ一人で死ねばいい。我々にはホドがあるのだ」
「我々はホドを目指す。モース様はきっと受け入れてくださる!」
その時・・・何かが飛んできた。
「ふははははっ!何万年待とうと、そのようなことあり得ませんよ!」
ディストだ。どうやらカイザーディストに乗っているらしいが・・・その時、カイザーディストの機関銃が動いた。
「不味い!ティア、撫子!」
俺は闇を解放する。
「ダークバリア!!」
「ーーーー♪」
「影よ!」
カキキキキン!!
大体の弾は防いだが、レプリカの何人かは撃ち抜かれ、落下していく。
「・・・ディスト、やめて!」
「・・・おや、アリエッタ。あなたは死んだと聞かされましたが・・・なるほど。裏切り者という訳ですか」
「ーーーーー!!」
アリエッタが視線を落とす。そんなアリエッタの頭に手を載せ、言う。
「アリエッタ、あんな奴の言うことは気にすんな。・・・レプリカの人達を頼む」
「・・・わかった」
「撫子、ティア、頼めるか?」
「はいです!」
「ええ、解ったわ!」
「しかし、ここで始末しないと、ネビリム先生復活の作戦に着手できませんからねぇ」
「・・・監獄から逃げ出したと思えばまだそんな愚かなことを。もう諦めなさい!」
「そうは行きません!ネビリム先生を蘇らせれば、あなたも昔のあなたに戻るでしょう。先生と共に、もう一度あの時代を・・・!」
知也がメモリを取り出す。
『スナイパー!ルナ!』
トリガーマグナムが変形し、銃口が伸び、スコープやその他のパーツも追加される。
「・・・狙い撃つぜ!!」
バシュンッ!
知也が放った弾は、知也の射撃センスとルナの補正も相まって、カイザーディストのプロペラに直撃する。
「ぬわぁぁぁ!?」
カイザーディストが目の前に落ちる。ジェイドはゆっくりと槍を構え・・・
「・・・今まで見逃してきた、私が甘かったようですね。さようなら、サフィール
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