第1話 亡霊の娘
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ピンクの髪の少女を姫様抱っこし森を駆ける
妖怪の奇声が遠く聞こえにくくなった
「ここまで来れば大丈夫だろう」
オレはその抱っこしていた少女をおろす
「もう大丈夫だぜ」
と少女に話かける
?「ありがとうございます!!」
「礼には及ばないよ、見てらんないから助けただけ」
?「そう...ですか」
「んじゃ、オレはドロンとさせてもらうぜ」
オレは歩いて少女を抜かすと
背を見せ、手を振った「じゃあな」と
そのまま歩いていると人の気配を感じた
と言うよりすでに自分の足音じゃない足音が聞こえる
とりあえず後ろを振り向く
先ほど助けた少女が後ろを歩いている
いろいろ考えたが、末にこう考えた
道が一緒なだけだろう と
数分後
結構曲がったりして複雑な道を通っている...
なんと言うことでしょう、少女はまだ後ろを歩いている
オレは立ち止まり後ろを振り向き
「どうした? 何で着いてくるん?」
少女はドキッとしたのか体を震わせ
?「あの... 着いて行っちゃダメですか?」
は?この子は何を言っているんだ?
ダメも何も無いけどさ、常識的に考えてあり得ないだろう?
助けた幼女がいきなり着いてくるってあり得ないだろう?
「いいけど、どうしてさ?」
?「......」
少女は下を向いて黙ってしまった
「ん〜、名前は?」
?「....ありません」
マジかよ、親とかいねぇ〜のかな...
だったら着いてくる理由分かるが
?「私は幽霊の子、成仏出来なかった....」
普通に考えればスッゴく驚く所だろう
もうすでに普通じゃないから驚かんぞ
「亡霊ってことか?」
?「はい」
「こんなところで何やってたんだ?」
?「さ迷っていました」
んで良いところにオレがいたと
「オレは幾斗だ」
少女の表情がパァ〜っと明るくなり
?「はいっ!! 幾斗さん!!!」
幽霊の子か...
じゃあ
「幽々子で良いか?」
少女は一旦考え、名前のことだと理解し
幽々子「嬉しいです、ありがとうございます」
そんな良い名前を考えたわけではないが喜んで貰えてよかったよ
「んじゃ行くか幽々子」
幽々子「はい、幾斗さん」
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