プールと水風呂は同義語でよかろうッ!
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制的に成仏させる・・・つまり聖気を放出させられる機会が体内に仕込んであったらしい。
真は相当に悔しがっていたが、その死神の話した情報は興味深いものだった。
「神条家の集会に、総督が率いる死神の総勢が向かっている。
計画には【オールダイ】も使われる」
これを喋ったあとに、死神は消滅してしまった。
【オールダイ】が何なのか、何故死神が神条家の集会に来るのかは分からない。
でも、これだけは分かる。
神条財閥での集会が、無事に終わることはない。
だから既に今から、宏助たちは気を張っているのだ。
しかし・・・・・
「真に、明様と宏助君!ウォータースライダー滑りましょう!」
「そ、そんな麗・・・・」
「「・・・・・・・」」
明が顔を青ざめる中で真と宏助は麗に対してジト目である。
この事態を聞いても、麗は、
「今から気を張り詰めても仕方ない!
今日はしっかりエンジョイしましょう!」
というので、プールに来ている次第だ。
実際、死神を探しても、神条家にインタビューしても、話が片付くわけでもない。
だが、あんなことを聞いていた後では嫌でも気を張りつめたくなる。
麗はそれでも呑気である。心底うらやましい。
「なに?明様はともかく、アンタたち怖いの?」
「「いや、そういう訳でなくてだな」」
「じゃあ。すべりましょう。明さんも、勿論ね」
「ええ〜、ちょ、待ってください!」
「「・・・・・・・・」」
そんな訳で、結局ウォータースライダーのすべり口まで来てしまったのだが・・・・
(以外と高い・・・・・)
そうなのだ、このウォータースライダーは高さがある。
しかも、地上にまで最短距離の直線を辿るのではなく、グルグルとうねって距離を伸ばしてある。
水の流れる勢いも轟々と音をたてるほどだ。
一本のこの大きいスライダーにはさすがの宏助もビビるし・・・
「う・・・ううううう」
明なんて顔真っ青である。
「じゃあ、滑りましょう!」
何を言っているのだこのアマは・・・
そんな風なジト目を誰もが向ける中麗だけは平然としている。
「やっぱりやめないか、明様も嫌がっているし」
真が明を言い訳にしているが、
「貴方が高所恐怖症ってだけでしょ」
「・・・・(ギクリ)」
実は真も怖いのは勿論ばれている。
「私はこんなの無理ですよぉ」
明も嫌がるが、
「明様だって、もうちょっと身体動かさないと、【HIKIKOMORI】ですよ」
と取り付くしまもない。
「・・・・・・」
最後に宏助が目で訴えてみるが、
「誰から滑るかジャンケンで決め
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