少年の暖かな光は道を誤った老人の心に愛を灯した
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が
偉そうな事言わないでよっ この卑怯者!!
止めろぉおおおおお!! 何度でも
言ってあげるわよこの偽善者!!
どうしてっ どうしてそんな事言うんだよ
うぅうぉおおおぁあああああ!!」)・・
その瞬間俺は総てを理解した 俺には
魔術師の心何て理解出来ないって事を理解した
ボキボキボリボリ
「そっかぁ・・そうだったんだ
・・俺は結局何もわかって無かったんだ
・・・でもね葵さん俺はそれでも葵さんには
笑顔でいて欲しかった 桜ちゃんにも
凛ちゃんにも笑顔で居て欲しかったんだよ
雁夜おじさん・・泣いてるの?
ねぇ桜ちゃんどうやら君を救うのはおじさんの
役目じゃないみたいだ・・でも大丈夫だよ
桜ちゃん 君は何時かきっと笑顔になれる
雁夜・・おじさん 君はきっと
凛ちゃんと一緒にあの公園で幸せに笑える
日が来るよ 雁夜おじさん・・逝かないで
桜ちゃん・・幸せに・・なって」
そして無表情な瞳から一筋の涙を流した
桜ちゃんの目の前で俺の身体は蟲に喰らい
尽くされこの世から消え去った
・・そして一つの人生が幕を下ろした・・
桜「雁夜おじさん・・起きてよ・・ねぇ」
私の目の前には蟲に喰い散らかされた
嘗て雁夜おじさんだった者の肉片が辺りに
散らばっていた
桜「駄目だよ雁夜おじさん かくれんぼ何て
してないで早く出てきてよ」
もう雁夜おじさんは何処にも居ない
何時も私を助けてくれた優しい笑顔の
雁夜おじさんは何処にもいない
・・(「大丈夫だよ桜ちゃん君はきっと
お家に帰れるおじさんがきっと返してあげる
約束するよ 本当に帰れるの?
あぁ本当さ・・その時は桜ちゃんをお嫁さんに
してあげるよ ぅん・・約束だよ雁夜
おじさん あぁ約束だ」)・・
私が大好きだった雁夜おじさんはもう居ない
手作りの指輪をプレゼントしてお嫁さんに
して下さいって言ったら照れた様にはにかんで
くれた恥ずかしがりやのおじさんはもう居ない
・・(「ねぇ雁夜おじさん ぅん?
何だい桜ちゃんそんなに畏まった顔して
私大きくなったら雁夜おじさんの
お嫁さんになる!! え?・・あ・・
あははは・・まっ参ったなぁ 駄目かなぁ
そっ・・そんな事ないよ!! 桜ちゃん
みたいな可愛いお嫁さんなら大歓迎さ!!
本当に!! 勿論さ・・でも桜ちゃんは
未だ子供だからね・・そうだなぁ桜ちゃんが
おじさん位に大きくなってそれでも未だ
同じ気持ちだったらその時はおじさんと
結婚しよう 約束だよ!! 絶対に
約束破っちゃ駄目だよ!! あぁ約束
するよ」)
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