暁 〜小説投稿サイト〜
新 バトルロワイアル 番外編 雁夜おじさんの受難
少年の暖かな光は道を誤った老人の心に愛を灯した
[11/15]

[1] [9] 最後 最初

・・儂が泣いておるじゃと?」 だから僕
もっとお爺ちゃんの事知りたいと思ったんだ
お爺ちゃんには絶対笑顔が似合うから
 っ!?・・ユスティーツァ?」


取り乱しておる儂を落ち着かせようと
テーブルに登った雁夜が大きくジャンプして
儂の肩に飛び乗るとその小さな手で儂の頭を
優しく撫でる


その温もりはやはり彼女に似ていた


その後の雁夜の言葉が又しても儂の記憶を
刺激する そしてその記憶の中から一つの
言葉が浮かび上がってきた


そして儂は喪われた総ての記憶を思い出した


  ・・(「駄目だ止めるんだユゥウウ
リィイイイ!!  ごめんねゾォルケンずっと
一緒に居られなくて  逝くなユーリ
逝かないでくれぇええええ!!  こらっ
男の子が泣かないの・・ねぇゾォルケン
私貴方の笑顔が見たいな  見せてやるさ
幾らでも見せてやるから早く戻るんだ
ユーリ!!  お願いよゾォルケン私の
頼みを聞いて  くぅうっ・・畜生!!
  ねぇゾォルケン何時か世界から争いが
なくなって魔術も核も世界からなくなったら
そしたら私達もう一度会えるかな?  
ユーリ・・・あぁ会えるさきっと  
約束よ  あぁ約束だ・・誓うよユーリ
僕のこの手で世界中から総ての悪を根絶
してみせる そして必ず君を迎えに行くよ
そしたら僕と結婚しよう平和な世界で
何時までも一緒に暮らそう  うん待ってる
私その日を何時までも待ってるから  
さよならは言わない  うん・・行ってきます
  ユーリ? ユーリ!!・・見ていてくれ
ユーリ僕は絶対に諦めない 何時か総ての悪を
排除して世界を平和にしたら胸を張って
君に会いに来るよ」)・・


  ・・儂は何をしていたのだろう・・


思い出した総てを思い出した 彼女の名も
嘗ての誓いも総てを思い出した


彼女の名はアインツベルンのホムンクルス
ユスティーツァ・リズライヒ・フォン
・アインツベルン又の名を冬の聖女・・


そして儂はアインツベルンにその知識と腕を
見込まれてユーリの護衛兼教育係として
雇われた


軈て儂等は互いに恋心を抱き相思相愛の
仲へとなっていった


その後更なる知識の向上の為に時計塔に渡った
儂等は其処で同じように知識の向上の為に
時計塔を訪れていた日本の魔術師遠坂永人と
出会った


臓硯「うぅおおぁあ・・ユーリ・・おぉ
おぁああ・・儂は儂はっ儂は何と言う
馬鹿な事をしていたんじゃああああ!!」


雁夜「お爺ちゃん・・大丈夫だよ大丈夫だから
だから今はうんと泣いて良いんだよ 
きっとその人も許してくれるよ そしたら
きっと笑顔になれるよ」
ポンポン


[1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ