第5話〜第8話
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…大丈夫だよ弘樹」
ジャリ
それでも彼女は生きていた、何一つ諦めたり
していない
貴子「もう走れないけど、探せるよ……
きっと会えるよ」
カチャリ
「(ニヤリ)」
貴子「弘樹ィ…私…頑張ったよ」
……貴子は背後から忍び寄る悪意に
気がつかない……
「(さようなら、お馬鹿さん)」
……絶体絶命…………
………その時……
ダダダダッ
充「何やってんだッ、てめぇー!」
桐山「…お前は…相馬光子か」
貴子「 はッ!後ろ!?」
…間一髪 桐山達が間にあった…
光子「チッ、邪魔が入ったわね」
充「テメェ、ナメた真似してくれやがって」
桐山「お前はゲームに乗ってしまったんだな」
光子「当然でしょう、私は何時だって奪う側に
回るわフフッ…それに私に言わせればゲームに
乗らない貴方達が理解できないわね……
本気で守る側になるつもりなの?」
そう言って光子は桐山達を見つめる
充「ふざけんな 馬鹿野郎!! 俺達をなめん
じゃねぇッ!!!!!」
桐山「俺達はお前とは違う、こんなゲームには
絶対に乗らない」
光子に桐山は決意のこもった言葉を返す
光子「まぁいいわ、じゃあね、また会い
ましょう」
………そう言うと相馬光子は踵を返し
逃げていった…………
光子がいなくなると桐山達は貴子に駆け
寄って行く
充「おいッ、無事かッ……て酷ぇ怪我だな
和雄さん!」
桐山「あぁ」
その後二人はここにくる間に民家から
持ち出した道具で貴子の応急処置をした
貴子「…………貴方達………本気なの?」
貴子が信じられないように言葉を出した
充「んぁ? 何がだよ」
桐山「………俺達がゲームに乗っていない
事がか」
貴子「………えぇ、正直びっくりしてるわ
……だってあの放送……」
充「ふざけんな、俺達はこんなクソゲームに
乗るほど落ちぶれちゃいねぇ」
桐山「……そうだな……だが俺達がゲームに
乗っている……そう信じ込ませてしまった
奴がいる」
貴子「?…どういう事?」
2人は全てを話した
南の端での事、月岡彰が襲撃者を追い掛けた事
その月岡彰との待ち合わせ、放送の事等
全てを話した
貴子「!?……
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