第5話〜第8話
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・・だがその瞳には優しさなど欠片も
なかった・・
典子「しゅッ 秋也君………」
典子は絶望する、もうどうにもならないかと
思いながらも何も出来ない自分に虚しさが
込み上げてくる
杉村「…………七原ァ………くッ……(予想以上だ
まさかこんな事になっていたなんて
月岡の話は真実だった)」
杉村はどうすればこの状況を打破出来るのか
必死に考えた
杉村「………(どうする? 考えるんだ
何かあるはずだ……ハッ! そうか! 月岡ッ!!
だがこの事は川田は勿論の事
今の七原にも話す事は出来ない 何とか
典子さんだけに伝えなければ)」
月岡の言葉の中の鍵に気がついた杉村は何とか
中川典子とコンタクトしようと知恵を振り絞る
七原「杉村俺達と一緒に行こうぜ!!
桐山をぶっ殺しに!!!」
杉村「……(七原! もう駄目なのか…)………
悪いが典子さんと二人だけにしてくれないか
実はここにくる間に委員長の内海に会って
典子さんに伝言があるんだ」
七原「なッ!?委員長の! だったら俺達も!」
川田「…………フム」
典子「!?……(そうか、わかったわ杉村君
貴方の考えが)…」
杉村「女の子の話だそうだから男にはあまり
聞いてほしく無いらしい」
七原「うッ わかったよ、俺達は離れた処で
待ってるよ」
川田「……まぁいいだろう」
杉村がそう話すと七原と川田は渋渋ながらも
納得した
二人は万が一を考え小声で会話した
杉村「典子さん……すまない俺が来るのは
遅かったのか……」
典子「そんなこと無いよ杉村君…ありがとう
来てくれて」
杉村「そうか…時間が無いから手短に話す
俺は月岡の最後を看取った 彼奴から真実を
全て聞いた」
典子「月岡君っ やっぱり月岡君は川田君に……」
杉村「あぁ…殺された…月岡は最後に言った
夕方に診療所、そう言った 恐らくはその時に
桐山と沼井が来る筈だ 典子さんは何とかして
七原を診療所に連れて来てくれ、俺一人では
あいつの闇は……」
典子「診療所……わかったわ 私が何とかして
診療所に連れていくわ」
杉村「すまない……俺はこれから瀬戸豊を
探して合流する、展望台からあいつが
走っていくのが見えた 遠目からだが誰かと
合流したようだ…おそらくは………」
典子「…………三村君ね………わかった
こっちはまかせて、診療所で会いましょう」
杉村「あぁ……すまない
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