暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
アイングラッド編
SAO編
《圏内事件》1
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
こるんだ?何故俺も誘うのか。……まさか、俺も一緒にガードしていたと思っているのか?

「いや……俺は別に礼をされることは何もしてないが?」
「例えそうだとしても、来て欲しい理由があります」
「……何でしょうか?」

俺が他人に敬語を使うことはほとんどない。それだけ気が動転していた。

「あの人と2人きりだと変な噂がたってお互いに迷惑です」
「……そうか」

後ろでキリトが若干残念そうにしているが、俺が目で問い掛けると、頷いた。

「じゃあ……ご馳走になろうかな」













キリトの推薦でやって来たのは57層マーテンにあるNPCレストランだった。

途中、メインストリートを歩く2人を(俺は少し離れていた)ぎょっとした目で見ていたプレイヤーが何人かいたが、後ろを歩く俺を見て無関係ではない括りと理解すると、目を離した。

店に入る瞬間、何らかの緊張を感じた。

「……っ!!」

殺気ではない、何だかもっと曖昧な感じだった。

「ど、どうしたの?」
「おっと…」

反射的に2人を背に庇って太刀に手をかけていた。
それを見たキリトの目の色が変化する。索敵スキルを使って辺りを見回したようだ。

「……何もいないぞ?」
「……悪いな。気のせいだ」
「ならいいんだが……」

2人に続いて店に入る前、もう一度辺りを見回してみる。さっき感じた何かはもうどこにもなかった。









[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ