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東方夢想録
博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第9話 吸符『マスタースパーク』
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「なんだ? その弾幕ってやつは」

魔理沙「幾ちょんは弾幕も知らないのか?」

霊夢「記憶を失っているのよ」

魔理沙「なるほど、だから名字は分からないのか。ホウホウ」


霊夢「さて、弾幕と言うのはこう言うのを言うのよ」

そう言って霊夢は手を前に広げ
空中から赤と白の紅白の弾を飛ばした

霊夢「これが弾幕」

「確かに弾だが...幕ではないぞ?」

霊夢「なっ!、わかったわよ...」

先ほど同様手を前に広げ
空中から紅白の弾を飛ばした
そして弾の量を増やし、色々な方向に弾を飛ばした
確かにこれなら弾幕だ、弾の幕だ

「その弾って当たると痛いのか?」

霊夢「痛いは痛いけど死にはしないわ、当たりすぎたら保証は出来ないけど」

「スペカはこの弾幕に関係するのか?」

霊夢「関係するっちゃするわ、一部を除いてね」

魔理沙「恋符『マスタースパーク!!!』」

魔理沙は大声をあげそう言った
一枚のカード(スペカ)を持ち唱えると

魔理沙「邪魔くせぇぇぇ!!!!」

とスペカをベシッと地面に叩きつけ
ポケットからミニサイズの八卦炉を両手で持ち
八卦炉から虹色の太い光線を出した
何秒か光線を出すと八卦炉からプスゥ〜と煙出し、光線が止まった
魔理沙はその煙をフッと吹くと

魔理沙「これが弾幕に関係ないスペルだぜ」

霊夢「スペルってもあんたのは魔法でしょうが」

魔理沙「そこは触れちゃいけないとこだぜ」

霊夢「いぃや、触れるね!!」

霊夢と魔理沙がペチャクチャ言い合ってお取り込み中の中
オレはあることを考えていた、魔理ちゃんがさっき捨てたスペカ... 使えるだろうか?
考えていてもしょうがない、魔理ちゃんが見ていない隙に
オレは魔理沙が捨てたスペカをバレずに収穫することに成功した

「こ、恋符エート『マスタースパーク』」

オレはそう言うと、手のひらからピンク色の虹色がかった光線を出した
魔理沙までは迫力は無いが綺麗なマスタースパークだ
それを見た魔理沙は少しビックリしたが直ぐ表情を戻し

魔理沙「ほらな、触れなくて良かっただろ?」

霊夢「そ、そうね... それより幾斗.....」

魔理沙 霊夢「なんでお前がマスパ打てるんだ!?」

「なんで打てるかわからねぇと思うが、オレにもなんで打てるかわからねぇ...」

魔理沙「でも幾ちょんのマスパはピンク色で弱そうだったぜ?」

霊夢「本人には至らないけどコピー出来るってことかしら?」

「多分な」

霊夢「そうだ、スペルカードを見てみて」

パーカーの胸ポケットに閉まったスペカを取りだし見る
一枚だけ縁がピンクで染まっているスペカがあった
そのスペカ
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