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バトルロワイアル 桐山和雄の章
プロローグ〜第4話
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…………(どうすればいいの・・
どうすれば・・月岡君)…」

………………
 …………………


彰「そうくる訳ね、川田君……」


視線の先では事態が進展していく


どうやら二人を残し川田章吾が一人で展望台へ
向かうようだ


だがそれは……助けに行く為ではない
……その逆だ


川田章吾が走り出した、もう一刻の猶予もない


彰「…くっ…不味いわね」


  ………だが躊躇は一瞬だった………


悲しそうな中川典子の顔を見た時既に心は
きまっていた


彰「はぁ、ほんと私も甘くなったわねぇ
………でも今の桐山君なら同じ事する
でしょうね」


そんな彼から自分は託されたのだ、頼む
そう言われたのだ


  ………だったら………


彰「ッ! ほっとけるわけ ないでしょ!!!!」
ガサッ! ダダダッ!!


  ・・彰は走り出した・・


  ・・最早躊躇いはなかった・・


  …………例え彼がこの先待ち受ける自分の
運命を知っても同じ事をしただろう……



  ……その背中はまさに守るべき者を
見つけた誇り高い背中だった……


  ………運命は加速する最早誰にも
止める事は出来ない…………






バトルロワイアル another story 
桐山和雄の章 第4話

見ていた者 聞いていた者 前編















  ………北の山 頂上展望台に向かって走る
二人の人影があった……


前を走る川田章吾は込み上げる興奮を
押さえきれなかった


川田「クックックッ、いいぞ いいぞ
また血が見れる! そして全ての罪は桐山和雄
お前の物だ! フハハハハハハハ!」


川田章吾は笑いが止まらなかった


全てが自分の思い通りに行っている


その姿は まさに血に飢えた悪魔だった


川田章吾より遅れる事後方 月岡彰も懸命に
走っていた


だがそれは川田章吾とは違い守るべきものを
見つけた誇り高い表情だった


彰「間にあって頂戴、お願い間にあって!」


  ………運命は加速する そして それは
新たな運命を呼び寄せる………





バトルロワイアル another story 第4話

見ていた者 聞いていた者 後編






場所は変わり森の中 川田章吾がいなくなり
七原秋也と中川典子は


秋也「川田頼むぞ、雪子さんと友美子さんを
救ってくれ」


その表情は既に川
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