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バトルロワイアル 桐山和雄の章
プロローグ〜第4話
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川典子に視線を移す、彼女を見る
彰の表情はとても優げな笑みをうかべていた


彰「………ほんと良い子よね……」



ここは桐山、充達の居る場所から遥か北東に
位置する北の山展望台に程近い位置にある
森の中


そこで月岡彰は川田章吾を見張っていた




バトルロワイアル another story 
桐山和雄の章 第4話

見ていた者 聞いていた者 前編






あれは赤松が死んだ直後だった 桐山への
怒りで七原は森を飛び出してしまったのだ


幸い川田が程なく見つけたので何も問題は
なかったが……(川田にとっても今の段階で
七原に勝手に動かれるのは都合が悪かったの
だろう)…


川田が七原を連れ戻しにその場を離れた時
一人残った典子に野犬が襲い掛かってきたのだ
突然の事に立ちすくむ典子


気がついたら彰は飛び出していた


あっという間に野犬を気絶させて事なきを得た
…(殺すと血が残り厄介なので離れた処で
逃がしてやった)…


最初は典子も殺人鬼桐山和雄の仲間だと
警戒していたが、直ぐに誤解だとわかり
疑ってゴメンなさいと誤ってくれた


だ が真実を話していない、下手に話せば
川田章吾に感づかれ危険だからだ


なので彼女には自分との事は絶対に話すなと
約束させた


彼女も追求せずに快く納得してくれた


彰「………でも、中川さんも感づいてるかもね」


七原君や中川さんに危害を加えさせる訳には
いかない


彰「守ってやらなきゃね、二人とも……」


  ……月岡彰は決意する 川田章吾の魔手
から必ず二人を守ると……


  ……運命の瞬間は刻一刻と近づいていた……



月岡彰は焦っていた、殺し合いをやめてくれ
そう言ったのは恐らく北野雪子と日下友美子
だろう


だがあんな放送はマイナスにしかならない
自分達を追い詰めるだけだ


それに今の放送を聞いて川田章吾も何かを
考えてる ようだ


彰「…………一体何を考えているの……
川田君……」


……………………
 ……………………


七原「二人を助けなきゃ!」


典子「友美子、雪子………」


川田「………………………(ニヤリ)…」


典子「!?……………………」


川田「俺が行く、二人はここで待っててくれ」


七原「何言ってるんだ川田!! お前一人じゃ
危険だ!!」


典子「…………(何を考えてるの)…」


川田「いやっ 俺一人の方が身軽だ…
頼む俺を信じてくれ」


典子「
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