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バトルロワイアル 桐山和雄の章
プロローグ〜第4話
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田章吾を微塵も疑っては
いなかった


それが間違いだと知らず秋也はただ川田を
信じ続ける


典子「…………秋也君………(どうすればいいの
このままじゃ秋也君は取り返しのつかない事に
なっちゃう)」


そしてそんな秋也を見つめる典子の表情は
言い知れぬ不安と悲しみに満ちていた


例え典子がこの場を離れようと言っても
今の彼では聞き入れはしないだろう

どうにもならない状況に彼女はただ祈り
続けていた


典子「…(お願い月岡君、桐山君、沼井君
秋也君を助けて)」


  ・・少女は祈り続ける・・


  ・・その願いを聞き届けるのは果たして
誰なのか・・


川田章吾は既に展望台が見える所まで来ていた
その視線の先では二人の少女が必死に
呼びかけをしていた


川田「フフフ、待ってろよもう直ぐ殺してやる」
カチャリ ダダダッ


そう呟くと彼は押さえきれぬ興奮を最早
隠さずに展望台へと走り出した


…………
 …………


友美子「お願い皆こんな事やめようよ!!」


雪子「そうだよ! 殺し合いなんてやめて
お願いー!」


少女達は叫び続ける 恐怖もあるだろう
だがそれでも彼女達は呼び掛けをやめない


  ……だが先に来たのは救いの手では
なかった……


友美子、雪子「みんなー!! 同じ気持ちの人は
ここに来て! そしてみんなで一緒に脱
 「桐山ー!」 〔ドオゥン!!!〕 キャー!!! 」
ガシャン ドタァ! カラカラ


???「!?!」


雪子「ッ! 痛い 誰! ッア!」


友美子「うっ グッ ううっ」


それは突然だった 呼びかけをおこなっていた
二人を突然の銃弾が襲う


その衝撃でマイクは壊れ2人も酷い怪我を負う


友美子「だ 誰なの? 桐山君?」


雪子「桐山君? ハッ! 違う! 貴方は」


カチ フウゥー
川田「よぅお二人さん 地獄の入口へようこそ
…フハハハ」


タバコを吸いながら現れたのは恐ろしい悪鬼の
形相の川田章吾だった


その恐ろしい形相に二人は何も抵抗する事が
出来なかった


雪子「どッ どうしてこんな事を?」


友美子「そっそうだよ! 皆で力を合わせて帰
 「殺したいからさ…血が見たいのさ」
 なッ」


ピッピッピ
???「ハァハァッ! 5つの反応 2つは
友美子さんと雪子さん、残り3つは誰なんだ!」
タッタッタッ


川田の言葉が二人には理解出来なかった


川田「血を見るのは最高だ 
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