IS学園のお兄さん
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と言われましても……接触?」
件の女性……私と因縁浅からぬ女性
それにしても始まってたんですね……授業
確か………そう、自己紹介?
「まともに自己紹介もできんのか」スコーン
フイと青年を名簿で叩いた女性と目が合う
そう……彼女こそ件の女性……
そして既に私の体は動いている!!!
その場では到底あり得ない音と共に私の名簿と相手の名簿がぶつかり合う
「久しぶりだなケンプファー………」ギチギチギチギチギチ
「おやおやご挨拶ですねぇ……何とかヒルデさん……」ギチギチギチギチギチ
彼女の名は織斑 千冬……短い期間と言えど私と教官時代を共にし、そしてことあるごとに私に妙な嫌がらせをしてくる女性……
「あなた……軍を抜ける際に私の制服を隠しましたね!?」カンッ
「なんのことだかな……」ガッッ
「とぼけないでください!!!あんなことをするのはあなた以外に誰がいるというのです!?」ガッッガッッ
「お前の妹達がいるじゃないか」バシッバシッ
「皆いい子ですからね!隠す処か制服を一緒に探してくれましたよ」スッスッ
「私がやったと証拠があるのか?」スカッスカッ
「監視カメラって便利ですよね!?」ガキッ
「!?」グググ
「クラリッサがね、私の部屋に監視カメラを取り付けていてくれていたのですよ……知らされてませんでしたが……サプライズだそうで」ブンッ
「くっ」
((((それって盗撮カメラじゃないの……))))
「あなたが私の制服を持ち出すシーンがしっかり記録されていましたよ!!!」バーン
「ばれたか……」
「ええ、ばればれです」
「うう……」
「どこに隠したんですか?結局見つからなかったのですが」
「…………」カー
「???」
「や、山田先生……後はお任せします……」バタバタ
「へ?あ、はい!?」
………逃げられた
▽▼▽▼▽▼▽▼
「W.I.Zαですよろしくお願いしますね?」
「W.I.Zβです……よろしくお願いします」
「W.I.Zγです!よろしくお願いします!」
「先行配備お兄さん、W.I.Zの兄です……フリッツ・ヴィルヘルムですが、お好きなように呼んでください」サッ
挨拶と共に敬礼
一先ず自己紹介は無事に済んだと言えるだろう……
「はい、ヴィルヘルムです………ああ、ラウラですね?……おやおや……皆さん元気そうで……」
「あの……ヴィルヘルム君……授業中ですよ……」
「ノン!!私にとって授業は二の次……家族サービスが最重要事項なのです」
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