12話 住む場所が決まりました。
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
一刀斎さんの話を了承しました。
しかし、ゆだんは禁物です。
相手は強大な悪魔、いつ襲われるかわかりません。
私は何時襲われるかわからない恐怖に怯えながら
列の一番後ろを付いて行く。
それから、葵ちゃんの家の道場で話をする事になり、一応戦力である私も
もしもの時のために一刀斎さんの後ろで参加しているのですが……。
正直な気持ち、戦いにならない事を祈ります。
「さて、悪魔の青年よ。人間界に何しに来た?」
一刀斎さんの一言で、悪魔は一刀斎さんを睨みつけます←(本当は動揺しているだけ)
こ、怖いです。
「ふむ、どうしてバレたか不思議に思っている様子じゃの。
なに、簡単な事じゃ、お主が転送玉に使った魔力を感じ取った
だけじゃ。」
「……そうか」
悪魔が一刀斎さんに一言漏らすと、凄まじい魔力が悪魔の右手に集中します。
そんな!まさかここまで桁違いなんて!!
おそらく、あの桁違いの力で私達を……。
「まあ、落ち着きなさい。こちらに戦闘の意思はない、話が聞きたいだけじゃ」
「……」
私が最悪未来を想像していると、一刀斎さんの一言で悪魔の魔力が消える。
そして……。
「誤解した、すまなかった」
「「ほう」」
「……」
冷酷で、災いを呼ぶはずの悪魔が私達に頭を下げた。
彼は本当に悪魔なのだろうか?
それとも私達を騙して、何かを企んでいるのだろうか?
一応人間界に来た目的を、話していたけど本当なのかわからない。
そして、話し合いの末、悪魔はお二人の監視下に置かれる事になった。
私も見極めよう。
彼がいい悪魔なのか?私のイメージ通りの悪魔なのかを。
こうして、私の短く、奇妙な生活が始まった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ