第十六話 新たなる戦い!
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魚を相手にしてきた為か視力に優れている。
それは得意の空中戦に活かされており、天高く舞い上がった相手を見極めその動きについていける驚異の動体視力を持っている。
だがいびきも煩いが寝相も悪く隣で寝ている大河やシグに蹴りを入れてしまう事もしばしばある。
しかし黄金のJr.のムードメーカー的存在である為調和を取る為に必要不可欠である。
そんなこんなで仲間達との腐れ縁が生まれた大河。
尚、シグは用件は済んだからと言ってさっさと離脱して自身の戦いへ戻り、岩鉄は砕けた大河の聖衣を直しに行くと言ってと現・牡羊座・貴鬼の元へと向かった。
そして大河と澪は五老峰へ向かう道も知らずに迷子になりかけ、しかも帰りの旅費を残すため節約し案内を呼ばなかったのだが、偶然五老峰へ向かうと言った男性が荷馬車で通りかかり同行させてもらうことになったのだ。
すると荷馬車を操っていた黒髪で長髪の男性が静かに呟いた。
「・・・そろそろ五老峰への道だ」
男性の言葉に澪が横で寝っころがっている大河を呼んだ。
「もうそろそろ五老峰へ着くって・・・」
「あ・・・」
荷馬車が止まると五老峰への入り口の前で止まった。
ここからは歩いていかなければならないようであり大河と澪は歩いていく決意をした。
荷台から降りようとすると男性が呟いた。
「五老峰へは何をしに?・・・観光かな?」
「いえ・・・ここに住んでる友達が間違えて荷物を持って行ってしまいまして」
男性の質問に苦笑いして応える大河。
すると男性は質問を続けた。
「ここに知り合いでもいるのかな?」
「知り合いって言うか・・・友達って言うか・・・そいつのお師匠さんで老体がいるとか・・・それに知り合いの親父さんもいるって・・・会った事ないですけど」
大河の言った師匠の老体という言葉に男性は表情をこわばらせると大河と澪は男性に礼をし五老峰への道へと入った。
それを見送る男性・・・いや天秤座・紫龍は・・・
「・・・彼が龍峰の言っていた大河か・・・それにこの漂う小宇宙・・・もしや」
確信を感じる紫龍は大河達の後を追う事にするのであった。
五老峰を登る大河と澪。
見た所凄まじい岩山であり険しいの一言に尽きない。
この広い山で疾風を探すのは至難の業かもしれない。
何故なら
「・・・あんたが小宇宙を感じ取れればいいんだけどね」
そう・・・大河に小宇宙を感知する能力が備わっていないのだ。
聖闘士の戦いなど微塵もやった事の無い大河は実戦で攻撃方法だけは体得していけたのだが、その他の能力については皆無といってよかった。
「・・・はぁ・・・少し休むか・・・」
「・・・そうだね」
かれこ
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