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こんな私(俺)の物語
第十三話 聖剣ですか過去話ですか
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愛が溢れそうでしたよ。なにこの可愛い生き物。

「大丈夫?幽々子」

「ん、大丈夫」

「そう、ならよかったわ。あまり無理しちゃダメよ?」

「わかってるわよ〜。それじゃあ、私はちょっと休んでくるわ」

「ええ。ゆっくり休んで」

俺達三人は確実に強くなっていると思う。日々、強くなれるのが実感できた。
少し浮かれていたのかもしれない。だから、聞こえなかったのかもしれない。

「・・・また・・・勝てなかった・・・・・・」

幽々子は、そう呟いた。


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紫はなんでもできる。

紫はなんでもしてくれた。

自分のせいで周りの人が死んで一人になっても、一緒にいてくれた。

私のために美味しいご飯を沢山作ってくれた。

今着ている服も紫が作ってくれた。

紫は私に無いものを一杯くれた。

でも、私は紫になにもしてあげられていない。

料理ができるわけでもない。裁縫ができるわけでもない。

私は紫にとって必要なの?

私はなにもできないのに。

側にいていいの?貰ってばっかりなのに。

ずっと一緒にいてもいいの?


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学校での一日が終わり、下校の時。偶然にも兵藤一誠にあったため、護衛ついでに一緒に帰ることにした。と言っても、少し後ろで存在感を薄くして微笑ましく見守るだけなのだが。ストーキングではない。と、信じたい。
珍しくリアスが一緒に帰っていない。まあ、なんか用事があるんだろう。
と、突然、一誠の家の近くにきた瞬間、違和感を感じた。一応俺は、霊力と妖力、それに魔力の感知はできる。
だが、一誠の家の中から漂う雰囲気は違う。今までに感じた事が・・・・・・ある?待てよ。つまりはどこかで見たのか?なにかに似ている。そうだ、堕天使の光とかに似ている。

「紫さん。あの家から、聖剣のオーラが感じられます」

籃が補足してくれた。なるほど、これが聖剣のオーラか。覚えた。
って!聖剣かい!おいおい、対悪魔の最終兵器があるのかい!たしか原作では、一誠の家にエクスカリバーがくるんだっけ?イリナがいるのかねえ。人類と人外の境界、種族を悪魔に。

少し身震いしている一誠に声をかける。

「一誠、落ち着きなさい」

「「紫さん!?」」

悪魔になってよくわかった。確かに、根底から嫌悪を感じる。

「私もお
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