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こんな私(俺)の物語
第十三話 聖剣ですか過去話ですか
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れ、滅茶苦茶エロいんだよななぁ・・・。つい、涎が出てしまう。

『相変わらず頭の中は如何わしいことで一杯だな』

「うるせぇ!多感な時期なんだよ!で、話ってのは?」

『異性の話でもいいんだがな』

「・・・聞いていたのか?」

『まあ、俺とお前は常に共にあるから、否応なく聞こえてしまうのさ』

丸聞こえですか。筒抜けですか。しかも、心の声まである程度聞こえているらしいから、尚更性質が悪い。

『グレモリーとその眷属は悪魔の中でも特別情愛を持つ者達だ。お前さんの主と仲間も例外じゃない。特にリアス・グレモリーはお前に対する愛情が深いようだが・・・・・・随分と可愛がられているじゃないか』

「・・・うん、なんか、すげぇ可愛がられてる」

そうなんだよなぁ。焼き鳥を倒してから、スキンシップがより過激になってきた。ただ、アーシアの前でもやるとアーシアが何故か怒るんだよな。紫さんは微笑ましいものを見るような目で見てくるし。

『ククク、色を知るのもいい年頃だろう。そういうのは早め早めに体験しておいた方がいい。いつ「白い奴」が目の前に現れるかわかったものではないからな』

「・・・なあ、前から訊きたかったんだけど!その『白い奴』ってなんだ?」

『ーー白い龍、バニシング・ドラゴンさ』

ーーっ。
バ、バニシング・・・・・・ドラゴン?
ドライグーーウェルシュ・ドラゴンと関係があるのか?そういや、ドライグは『赤龍帝(せきりゅうてい)』と呼ばれているんだよな。じゃあ、白い龍ってのは・・・。
そう考えているときに、ドライグが話しかけてきた。

『神と天使、堕天使、悪魔、これら三者が大昔に戦争をしていたのは知っているよな?』

「ああ、基本らしいからな」

『そのとき、いろんな存在もそれぞれの勢力に力を貸した。妖精、精霊、西洋の魔物、東洋の妖怪、人間ーー。だが、ドラゴンだけがどの勢力にも手を貸さなかった』

「どうしてだ?」

『さて、どうだかな。明確な理由は今ではわからない。しかしな、ドラゴンってのはどいつもこいつも力の塊で、どいつもこいつも自由気ままで我儘だった。中には悪魔になったり、神に味方したりしたドラゴンもいたようだが、大半は戦争なぞ知らんぷりして好き勝手に生きてきた。ところがな、三大勢力戦争の最中、大喧嘩を始めたバかなドラゴンが二匹いた。しかもそいつらときたら、ドラゴンの中でも最強クラスで、それこそ、神や魔王に匹敵するほどの力を持っていた。戦争なんて知るものかと、三大勢力の面々を吹っ飛ばしながら二匹だけで喧嘩をし始めたんだよ。三者にとって、これほど邪魔な存在もなかっただろう。真剣にこの世界の覇権を巡る戦いをしているのに、そんなのお構い無しに戦場を乱しに乱したのだからな』

どんだけ迷惑な
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