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こんな私(俺)の物語
第十三話 聖剣ですか過去話ですか
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思ったのよ」

読心術!?なんか怖い。この間一年生の古明地さとりって子に思ったことを次々と言い当てられた時以来だ。

それにしても、アーシアが部長の影響でエロくなりそうだ・・・。まあ、それはそれで嬉しいけど、複雑な心境だ。
アーシアは俺が守らないといけないんだ。守るべき女の子がエロエロになっていくってのは・・・いいことかもしれない!でも、悪いことでもある!うぅ、俺の脳味噌じゃ処理しきれないよ・・・・・・。
ふと、紫さんに助力して頂こうと思ったら、既にいなかった。神出鬼没すぎる!
結局は、「今回は二人と一緒に寝る」ということで一応決着がついた。ベッドでは俺を真ん中に、右側にアーシア、左側に部長が寝るという、夢にまで見たシチュエーションだ!これほど素敵なことはないだろう!
だが、左側の部長に手を出せばアーシアが怒りそうだし、右側のアーシアに手を出せば良心の呵責(かしゃく)に苛まれる。
つまりは生殺しなんだよ!
何度もその身体に触れたいと思ったのよ!興奮して寝ることすらできない!
くそ!抱きてぇぇぇぇ!
ここまで俺に甲斐性が無いとは思わなかった!畜生!なんて絶望的な真実なんだ!俺が童貞だからなのか!?
脳内では完璧だったのに!シュミレーションは完璧なはずなのに!現実は厳しい!
うぅ、なんでこんなことに・・・・・・

『よー、相棒。悩んでいるところ悪い』

ーーっ。まさか、そちらから話しかけてくるとは思わなかった。俺の左腕の神器(セイクリッドギア)『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』に宿る存在、『赤い龍の帝王(ウェルシュ・ドラゴン)』ーードライグ。
フェニックス家とのレーティングゲームの後、突然俺へ語りかけてきたんだ。そして、俺に『禁手(バランスブレイカー)』と呼ばれる神器の持つ究極の力を貸してくれた。
残念ながら、止めをさしきることはできなかったが、そのお陰で精神が疲弊したライザー・フェニックスを紫さんが倒した。まあ、俺がいなくても倒せたような気がしたけど。
しかし、その代償として左腕をドライグに差し出した。結果、俺の左腕はドラゴンの腕になってしまった。
今は部長と朱乃さんの力で普通の腕に戻っている。ドラゴンの力を散らす術を定期的にしないと、またドラゴンの腕になっちまうがな。
ていうか、あれから出てこなかったうえに呼びかけてもシカトしやがって!

『まあ、そう言うなよ。今回は逃げない。ちょっと話そうや』

俺はリビングにあるソファーに座り込んだ。

「急に出てきやがって」

『まあ、そう言うな』

もしかして、俺の中のドラゴンの力とやらが溜まって来ていたのか?こいつが話しかけてきたのはそれの影響だろうか・・・・・・?
明日は朱乃さんにドラゴンの力を散らしてもらう日だ。グフフ、明日が楽しみだぜ。あ
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