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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
一章
現状×恋人
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ません」

「いやいい。それより久遠の夫、正確には恋人にはなるが俺はこの世を見るために降臨してきたのだ。それにあちら側から恋人になれと言ったら断る理由はあるまい。それより旨かった。ごちそうさまでした」

「あ、はい。では久遠が戻り次第またお話をさせてください、私はこれでも久遠の妻なのですから。妻に何の話もなく新たな恋人ができたのは気になりますから」

食器を片づけて行ってしまったが、普通はどこの馬の骨が久遠の夫になるんだ、とか聞かれるんじゃないかと思っていたが俺が神だと言う事を聞いたのかあまり落ち着いていなかったと見えるな。それにしてもこの世界はどうなっているんだ?女性同士が結婚しているというのは、普通は一夫一婦制で一人の男性と一人の女性による組合せのはずだ。この外史での風習なのかな?そう考えるが、俺は一夫多妻制だから考えるのをやめてしまった。とりあえず寝るか、食ったら眠くなってきたしいしな。外を見たら夜になっていたので、俺は起きたが隣の部屋から気配を感じる。数は三いや四か、一応翼を出して聖剣エクスカリバーを出しておこう。

「全く・・・・我らに何の相談も無しにそのような事を決定されるとは」

「別に構わんだろう・・・・壬月達が心配するような男ではないぞ?」

「何を根拠にそのようなことを判断されたのです?」

「うむ。瞳だ。瞳の色、そして瞳の奥に力強い意志が見てとれる。他の者とは全く違う強さなのだ。だから我は奴を信じた」

「・・・い、意味がわかりませんよ。久遠様」

「家老の二人の言う通りよ久遠。私に何の相談せず、あんな不審な者を近づけるなんて!とは思ったけど本当に神様って感じだったわよ」

「ふむぅ結菜はいいとして・・・・なぜ貴様らは分からんのか?奴は人間であり自分の事を神だと言った、不審な者ではないはずだ。それに中々骨のある男だったと見たのだが」

「しかしながら出自も分からず、ましてあの様な不明な現れ方をしたのですから簡単に信用する訳にはいきますまい。自称神とも思いますが」

「織田上総介様の家老として、私も壬月様のご意見に賛成ですわ」

「頑迷な奴らだ。ならば貴様ら自らの目で、とくと検分すればよかろう」

「そうさせて頂きましょう」

「ただし!試した後、少しでも認める所があるならば、今後一切の口出しを禁ずるぞ。良いな?」

「「御意」」

「結菜もそれでよいな」

「ええ・・・・ただ私はもう警戒はしてないわ。あの者は本物の神だと思ったし、少し話をして納得した部分もあるしね」

「そうか。で、奴はどうしている?」

「さっきまで寝ているようだけど?」

「ならば丁度良い。その寝込みを襲う事にしましょう。殿が仰るほどの男ならば、難なく対処出来るでしょう」

何か
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