暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第36話 ティアの受難?大変ですね
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 なおも言い募るティアに苦慮していると、父上が話しかけて来ました。

「ギルバート。先程、未契約と聞いた様な気がするのだが……」

「ああ、はい。ティアの正体ですが……」

「主の鬼畜〜〜〜〜!!」

 現状をサラッと流す私に、今日一番の突っ込みが入ります。しかし私は、それさえも流して淡々と父上達に説明を続けました。その後のティアのいじけっぷりは凄かったです。






「ティア。まだいじけているのですか?」

「主は、吾の事を愛していないのじゃ」

「そんな事ありませんって」

「如何かの」

 私はティアを抱き上げ、ベッドに移動します。

「ティアは、私の(メイジとしての)パートナーです。これからは私達の家族として、皆に接してくれると嬉しいです」

 私はティアを優しく撫でながら、そう言って聞かせました。

「う うむ。努力するとしようかの」

 ティアはそっぽを向きながらも、そう答えてくれました。

「ところでアナスタシアの使い魔ですが、如何いう印象を受けましたか?」

「美味そうじゃった(ボソッ)」

 なんか、ティアの本音らしきものがダダ漏れて来ました。

「た 食べちゃダメですよ」

「…………解っておる」

 今の間は何ですか? ……物凄く不安です。
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