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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
乙 @
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守らなきゃゴミがかわいそう。」
「いや、きっとゴミはゴミ同士仲良くやっていけるさ。」
「それはないだろ。紙くずはリサイクルできるんだぞ。」
そして、ピクピクしているおっさんを放置して四人は歩き出す。
「それに早く逃げないと・・・」
「うん、背後に何かいるよな・・・」
「見ーつーけーまーしーたー」
が、背後に鬼の形相で立っていた黒ウサギから逃げることは出来なかった。
結局、黒ウサギの説教が始まる。
「まったく、どうして皆さんはそうじっとしていられないんですか!!?音央さんに鳴央さんも一輝さんに順応してきて『別にいいんじゃない?』『そうですね。』って言ってきますし!!毎度肝を冷やす黒ウサギの身にもなってくださいよ!!!」
あの二人の一輝への順応度がかなり高いレベルに達している。
「実は俺『じっとしていると髪が逆立ってしまう病』なんだ。」
「じゃあ私は『じっとしているとリボンが本体になってしまう病』。」
「じゃあ私は『じっとしているとスライムになってしまう病』。」
「なら俺は『じっとしていると檻の中の存在全てが支配下から離れてしまう病』。」
「反省の色なしということは把握しました!というか、一輝さんのは冗談になりませんよ!?」
かなりの大惨事が予想される。
「まったくもう。皆さんはコミュニティ“ノーネーム”の一員なのですよ!?あまり軽率な行動をして仲間に心配をかけないでください!!」
そのあともクドクドと黒ウサギの説教が続けられるのだが・・・
「あのさぁ、黒ウサギ。」
「実はもう、揉めちゃってたりする」
「!!!??」
怒りの形相で立っているおっさんをみて、説教は終わりを迎えた。
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