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とある英雄の学園生活
第23話 入学式 後編
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んでいた。
 こんな場所で仕掛けてくるのか

 「アリス後ろに下がって」

 「うん」

 アリスをかばい剣をすぐに抜けるように柄を持つ。
 3人のダークエルフのリーダー格の男が殺気を放しながら俺の前に立つ。

 「何か用か?」

 「キラ・イチジョウ殿ですな」

 「そうだが」

 「入学式終了後に武道館で待っていただくようにお伝えしていると思いますが」

 あ……忘れてた。
 忘れてたと言うのはなんかカッコ悪いので
 
 「ああ、そういえばそんな手紙をもらったが、名前もない手紙に従うきはない」
 
 「貴様」
 
 リーダー以外のダークエルフが今にも襲いかかろうとしている。
 
 「やめろ」
 
 「しかし」
 
 「申し訳ございませんがキラ殿一緒についてきて頂けませんか」
 
 「いやといったら」
 
 「力ずくでも来ていただきますが」
 
 力ずくってこいつら本気か、
 
 「俺に勝てると思ってるわけ?」
 
 「勝っことはできないと思いますが、後ろにいる姫に怪我を負わすことはできますが」
 
 「貴様ら死にたいみたいだな」
 
 こいつらぶちのめす!!
 
 (ちょっと綺羅冷静になりなさい)
 
 (俺は冷静だ。冷静にこいつらをぶちのめす)
 
 (あのね……とりあえずこいつらについて行ったら)
 (なぜ)
 
 (あのね彼らは綺羅に用があってアリスには用がないのよ。だから綺羅がついて行ったらアリスには手をださないはずよ)
 
 だがこいつらの言うとおりに動くのがいやなんだが。

 「アリスに手を出さないならついていくが」

 「用があるのはキラ殿だけだ。姫には一切手は出さん」

 「信用してもいいんだな」

 「ダークハイエルフ様の名にかけて手は出さん」

  ん!?ダークハイエルフ?
 ダークエルフの王族のことか……なら信用してもいいか

 「わかった、案内しろ」

 俺とイフリートだけでもなんとかなりそうだが保険をかけておこう。

 (シヴァ……聞こえているか)
 
 (はい)
 
 (すまないが武術武道館まで来てくれ)
 
 (分かりました。すぐに向かいます)
 
 (頼む)
 
 ダークエルフ3人に囲まれて俺たちは入学式が行われた武術武道館に戻った。
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