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ベルベルの受難
第漆話
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トローラーのスイッチボタンを押すと、アームの一本がベルベルのヘソに噛みついていた虫を摘み出そうと大きく割り裂かれた窪みの中に挿入された。
アームは虫の身体を捕らえ、そのまま垂直にヘソの外へ出そうとした。
ところが、虫はベルベルのヘソから口を離す気配はなく、なかなか離れなかった。
虫の噛む力は想像以上に強く、ベルベルには、一緒にヘソの肉も外に伸ばされてしまうのではないかと感じられたほどだった。
虫が必死に噛み付く分、ベルベルのヘソにも痛みが伝わるのだから始末が悪い。
それでもアームは強引にベルベルのヘソから虫を剥ぎ取った。
「くうっ……!」
ベルベルは大きく仰け反り、痛みに耐える。
一応、ベルベルを悩ませていた張本人は窪みから排除された。
ヘソの奥底に痛みは残るものの、痒さは痛みのおかげで相殺されていた。
しかし、ベルベルのヘソの奥底の肉は虫の影響からか、無惨にも大きく盛り上がりはじめた。
それも急激な早さでヘソの奥底の皮が角質化し、肉が腫れあがり、(イボ)へと変化したのだった。
もちろんベルベルにはその様子を自分の目で確かめることは出来ず、したがって、そのような変化をしているとは夢にも思っていない。
それでも、ヘソの奥がジンジンとし、ヒリヒリとし、ビクビクする。
そんな感覚から、自分のヘソが何かしらの異常ををきたしているのだけは理解した。
むろん手足を拘束されているので、ベルベルは何の対処もできない。
彼女にはそれが堪らなく悔しく思えてならなかった。
苦しそうに目を閉じているベルベルの横に立ち、謎の男は大きく広げたままのベルベルのヘソの中を覗き込む。
「どれどれ……、おぉ…、イイ色になってきたじゃないか……、ヴァ゛ッハハハハ!」
ベルベルのヘソの中は虫の体液や噛まれた影響から、真っ赤に腫れあがっている。
この時点では、ベルベルはまだ自分のヘソの異常に気が付いていない。
「じゃ、次にいく。今度のはちょっと強烈だ…。どこまで耐えられるか、楽しみだ!頑張って!!」
「きょ…強烈?何や…それ…?」
ベルベルは、さらにヘソに何かをされるのかと思うと気が重くなった。
謎の男がコントローラーのスイッチを押した。
すると左右からさらに一本ずつアームが出てきた。
しかも今度は丁寧にどのような形であるかをハッキリ示すかのように、ベルベルの目の前まで迫った。
一本の先端はペンチのような形、もう一本はハサミのような形をそれぞれしていた。
それを目の当たりにしたベルベルは、
「う……そ…、…?そ…、それで何するつもり……?」
横目で謎の男を見やった。
しかし謎の男は無表情のままベルベルを見つめるだけで、何も応えようとしない。
しばらくして謎の男はベルベルの目の前にコントローラーを持っていき、スイッ
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