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ユーノに憑依しました
入院しました
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 観念した俺は強制連行されて空港から出て遺跡がある島に着いた訳だが、
 ……何時まで経っても迎えが来ないし、連絡も着かないので直接待ち合わせのホテルに向かう事になった。


「あの、騎士ユーノ」
「俺は騎士になった覚えはないが、何だ? シスターシャッハ?」
「遺跡の発掘でしたよね?」
「ああ、遺跡の発掘だとも」


 俺達が今居るのはクレーターになった古代都市、その遺跡だ。
 きっと上空から見れば綺麗なミルキークラウンが見れるだろう。


「此処の何処が遺跡なんですか? 私には立派な観光地にしか見えないのですが?」
「……シスターシャッハ、君が遺跡と言う言葉の響きに何を想像したか知らないし、過去に聖王教会の仕事でどんな遺跡に行ったかは知らない
 だが、もっと現実を見るべきだ」

「現実と言われましても、何故そこら中に人が居て露天があって、ケーキとか街の模型とかお土産が売られてるんですか!?」
「安全性が確保されていて、多少なりとも美術的価値があるなら、地元の観光協会が黙ってる筈ないだろ?」

「それを一般的には観光地って言いますよね?」
「……認識の違いだな、卵が先かなんて話は後にして、さっさと現地協力者の所まで案内してくれ」
「……分かりました」


 シャッハのデバイスから場所を調べて、ナビゲーションに従って進んで行くと、巨大な観光ホテルが見えてきた。
 ……ミッドとか都会ならともかく、ジュエルシードが眠ってるような古代遺跡都市に建てるにはデカ過ぎないか?


「あのホテルが待ち合わせの場所ですね」
「……なあ、シャッハ」
「? 何ですか?」
「権利書関係の再確認と、此処から聖王教会までホットラインは何時でも繋げるか?」

「……何か気付いた事でも?」
「いや、いくら観光に向いてるからって、あそこまで巨大なホテルの建設許可が良く出たな、と思って」
「……調べさせて見ましょう」


 シャッハが通信を始めたが……さて、どうなる事やら。


 ホテルに着いて受付に色々と聞いて見たが、約束の人物は此処に居ないらしい。
 このホテルには系列店も無く、他に泊まれる場所も無い。


「シャッハさんや、急に話が胡散臭くなっていませんか?」
「……現地協力者の方にも相変わらずです、連絡が取れません」
「……聖王教会の騎士達を呼んで、遺跡周辺の立ち入りを禁止した方が良さそうですね」


 聖王教会相手に喧嘩を売るアホが居るとは思えんが、現状はかなりヤバイな。
 コレもジュエルシードの情報を教会に渡したせいか、スクライアだけで発掘してればこう言う事にはならなかった筈だ。


「おや、貴女はもしかして聖王教会のシスターではないですか?」
「はい、その通りですが、
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