暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos12終宴〜Curtain fall of The Desperado Party〜
[6/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てことが!!」奴のデバイスをも粉砕して、今度こそ奴にラケーテンハンマーを叩き込んでやった。

――シュワルベフリーゲン――

“アイゼン”を通常のハンマーフォルムに戻してすぐ、魔力弾を付加させた鉄球4発を、尖塔に墜落したペリュトンに向けて打ち放つ。ラケーテンハンマーがよほど効いたのか身動き1つしないで全弾食らった。

「これは今までテメェらが食い物にしてきた被害者たちの分だ!!」

ボロボロになってるペリュトンに向かって急速降下。「テートリヒ――」“アイゼン”を振りかぶる。と、奴は恐怖で顔を引き攣らせながら「助けてく――」ん?・・・なんか聞こえたけど、そんなの当然の如く無視だ。

「シュラァァァーーークッ!!」

「げぼぁあああっ!?」

トドメの一撃をペリュトンの腹に打ち込んでやる。唾液やら胃液やらを盛大にぶちまけたペリュトンに、「命拾いしたな。昔のあたしらが相手だったら死んでたぜ」そう吐き捨てた後、守護騎士の機能であるリンカーコア奪取を起動、奴の胸に左手を翳して念じる。と、奴の胸からリンカーコアが浮かび出てきた。リンカーコアを捕獲。これでもうコイツに用はねぇ。すぐさま先に行かせたメイヴンを追いかける。

†††Sideヴィータ⇒シグナム†††

シャマルもヴィータもそれぞれの仕事を全うした。ならば、私も全うしなければならんな。鞘に納めたままの“レヴァンティン”に目をやる。

『第三翔者のシフトゾーンに先に到着したのは、チーム・ロウダウナーのメイヴン! 第三翔者のマゼランと交代!』

マゼランと言う名の少年が崖より飛び降り、かなりの速度で峡谷内――コースを進んで行く。あれに追いつくのは少々骨が折れそうだな。このままリードを広げられてしまうと次のザフィーラでも難しいだろう。だが最終翔者のルシリオンなら逆転できる。間違いなく、な。

「悪ぃ、セイバー!」

『ここでチーム・パラディース・ヴェヒターのバスターが到着! 第三翔者のセイバーと交代!』

「気にするな。最終的にはランサーが1位でゴールするのだ。多少の遅れは気にせずともいいだろう」

私と同じ第三翔者にして撃破対象であるチーム・レガリアのガンコナーにも聞こえるようにヴィータにそう返した。そしてガンコナーへハッキリと視線(可愛らしい目だが)を向けると同時に殺気をお見舞いしてやる。と、奴は目に見えて肩を震わせた。殺気の年季が違うのだ、当然と言えば当然だが。

『これは一体どうしたことか! セイバーはスタートしようとしないぞ!』

「チーム・レガリアのガンコナーと共にスタートする許可を貰いたい」

各シフトゾーンで不正が起きないように見張る開催者側の人間へそう告げる。彼はどこかへ連絡を取った仕草をした後、実況者から私の提案が通ったという事
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ