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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos12終宴〜Curtain fall of The Desperado Party〜
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とか、完全に戦闘用じゃねぇか。

『おおっと! リードしていたバスター、ミスリルの元にペリュトン、メイヴンが迫る!』

来やがったな、ペリュトン。あたしらパラディース・ヴェヒターが討たないといけねぇ外道の中の外道。奴に集中するためにはまずミスリルをどうにかしねぇとな。ミスリルが振るってきたナイフを“アイゼン”の柄で受け止めてすぐにカウンター。ミスリルは即座に体を分割したけど、「もう見切った!」“アイゼン”の軌道を僅かに上に逸らして振り切る。

「ホームラン!!」

――テートリヒ・シュラーク――

“アイゼン”の一撃をミスリルの頭部に直撃させることに成功。ガキィンと良い音を響かせてミスリルの頭はどっかに飛んでった。ミスリルの核らしい頭が無くなったことで体を合体させてた電磁力も消えたのか、バラバラになって峡谷の底へ落下してった。

『なんとぉぉ! ミスリルはバッラバラになって落下ぁぁーーー! 頭はどこに飛んで行ったかぁぁーーー! そして叫ぶ開発主任ーーーーー!!』

「はんっ! 舐めて掛かってきた罰だぜっ!」

さぁ、次はペリュトンだ。犯罪歴の無ぇメイヴンはこの際無視だ。犯罪歴の無い奴を相手にするのはパラディース・ヴェヒターの掟に背くからな。徐々に近づいて来るペリュトンとメイヴン。標的はおっさん、ペリュトン。若い男、メイヴンは無視。あたしは「アイゼン!」のカートリッジを1発ロードして、強襲形態ラケーテンフォルムに変形させる。
一片の情けも、一切の容赦もなく、ただ確実にぶっ潰す。先にやって来たメイヴンはあたしの様子に少し怯みを見せたけど、顎で先に行くように促すと、スピードを上げて先に進んだ。が、「テメェだけはここから先は一方通行だ、止まれ」ペリュトンに停止を呼びかける。

「小娘が粋がっておるわ。どれだけの場数を踏んだかは知れないが、調子に――」

――ラケーテンハンマー――

「戦場で敵を前にしてベラベラと語ってんじゃねぇよ、おっさん」

「むぉ・・・!?」

――ラウンドシールド――

“アイゼン”のヘッドの片側に在るブースターを点火、その勢いで急速突進する。これまでラケーテンフォルムもラケーテンハンマーも使ってこなかったからな。おっさんはあたしに急襲に驚いた。けど素人じゃなかったことが幸いしてギリギリシールドを張った。
でもな・・・「脆いんだよ!!」ブースターとは反対側に在る突起が奴のシールドを削っていく。このあたし、ヴィータと、鉄の伯爵“グラーフアイゼン”の前に破壊できないものはねぇんだよ。

「おらぁぁぁぁぁぁ!!」

ペリュトンのシールドを粉砕。振り払った勢いのまま一回転して、今度はペリュトン本人に打ち付ける。けど奴は杖状のデバイスでまたも防御した。解んねぇかなぁ、ホント。「無駄だっ
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