暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos12終宴〜Curtain fall of The Desperado Party〜
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『おお! ヒーラーが転移魔法によってAMFの危機から脱出! オイルーンを無視しての飛行を開始!』
魔力とは違うエネルギーを運用しているって事からオイルーンにリンカーコアがあるとは考えられない。だから正体が暴かれる危険を冒すより逃げに徹して、第二翔者のヴィータちゃんの元へ急いだ方が良いわ。
後ろから迫るオイルーン、そしてアレが持ってる一対の片刃剣から飛ばしてくる斬撃からひたすら逃げる。あとアレだけじゃなくて、墜落から復帰した他2人にも注意しないと。まぁ、今さら追いつけないと思うけど念のため。
『逃げる逃げる、ひたすら逃げるヒーラー! それを追うのは人間ですらない人型デバイス、オイルーン!』
(このまま逃げ切って見せる!)
尖塔の隙間という隙間を出来るだけ速度を落とすことなく潜り抜け、ようやく『ヒーラーが第二翔者の待つシフトゾーンへ到達! バスターと交代を果たす!』ヴィータちゃんの元に辿り着いた。
「お願い!」
「おう、任せとけ!」
ヴィータちゃんとタッチを交わす。ヴィータちゃんは私と入れ替わるように崖から飛び降りてコースに進入、第三翔者のシグナムが待つシフトコーナーへ向かって飛び去って行った。
遅れて到着したオイルーンは、外見が全く同じで、違いと言えば体の色が紫で武装が一対のナイフである人型デバイス、ミスリルと金属音を響かせながらタッチ。ミスリルもまた魔力とは違う紫色のエネルギーを全身から溢れ出させて飛び去って行った。
それから少し。大きく遅れてやって来たチーム・レガリアのサントール、チーム・ロウダウナーのドーンが到着。サントールはペリュトン、ドーンはメイヴンとタッチを交わして、それぞれ飛び去って行った。
「はぁ」
相性の悪さとは言え、私は誰ひとりとしてリンカーコアを回収できなかった。その役立たずっぷりに、思わず溜息が出ちゃう。でも、どちらにしても最後は全員のリンカーコアを回収する事になるから焦ることもないのだけど。でも・・・
(サントールくらいはこの手で・・・!)
最低最悪な犯罪者の彼女だけは、って強く思った。
†††Sideシャマル⇒ヴィータ†††
あたしの後ろから迫って来る人の形をした自律型のデバイス、ミスリル。紫色の金属ボディに、デバイスですらないただの一対のナイフ、そして全身を覆う魔力とは違う紫色のエネルギー。機械だからか殺気はもちろん戦意も敵意も無い。だから「何考えてんのか判んねぇな」攻撃の兆しが読めない。しかも魔力じゃねぇから余計に、だ。
「さっきのデバイスはAMFを持ってたけど・・・。テメェはどうなんだ!?」
――シュワルベフリーゲン――
まずはそれを確認しねぇとな。鉄球に魔力を付加したフリーゲンを4発作り出して、「おらぁっ!」“アイ
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