第十八話 空中合戦
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、決着を、つけない・・?はぁ・・はぁ・・・」
エミリーさんが額の汗を拭いながら言いました。
ウェ「はぁ・・はぁ、わ、分かり、ました・・・はぁ、はぁ。」
私達は、お互い最強で最後の攻撃で決着をつける事にしました。なので、失敗は絶対に許されません!!エミリーさんは両手を頭の上に掲げました。すると、両手の平に今までの縮小された魔力の球よりも大きな黒い魔力の球が集まっていました。そして、
エ「拡大闇球!!!」
拡大された闇の球が私に向かって放たれました。私は目を閉じて、その場から一切動かず、ただひたすら残りの魔力を掻き集めていました。そして、必要な魔力が集まると、閉じていた目をカッ!と見開いて、
ウェ「滅竜奥義ッ!!」
私の足元に水色の魔法陣が浮かび上がりました。
エ「め、滅竜・・奥義ィッ!!?」
エミリーさんはすでに目を見開いて驚嘆の声を上げました。私は両腕を横に広げ、体を横に捻ると、
ウェ「照波・天空穿ッ!!!」
・・これが、今の私の限界で、私の最強の魔法・・・グランディーネから貰った魔法書に書いてあった天空の滅竜奥義の一つ・・・照波・天空穿。
エ「ウアアァアアアァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
エミリーさんは私の攻撃をまともに食らって、その場に大の字になって伸びてしまいました。私が買ったのと同時に、青空のCGは消え、壁も床も真っ黒に塗られた部屋に一変しました。
ウェ「・・か、勝ったぁ〜・・・」
シャ「ウェンディ!」
安心しすぎたのか、私はその場にへなへなぁ〜と座り込んでしまいました。・・・やっぱり、滅竜奥義をすると、魔力の消費量がすごい大きい・・・
エ「わ、私が・・負け、た・・・」
床に大の字になって伸びていたエミリーさんが小さく呟いたのが聞こえました。まだ私に負けてしまった事を受け入れられないみたいです。そりゃそうですよね。他の皆さんならともかく、最強チームの中で一番弱い私に負けたとなると、かなりショックを受けますよね。
エ「・・で、でも、まだ、終わってなんか無い、わ・・・私は、赤面の吸血鬼のS級魔道士の中では一番最弱。私より、もっと強いS級魔道士と・・あなたの仲間が、戦っているのよ・・・そう、簡単に、赤面の吸血鬼は・・・討伐、されない、わよ・・・」
エミリーさんは、私に負けたとのに、瞳の勝利の輝きはまだ失っていませんでした。私はゆっくりとその場に立ち上がると、
ウェ「確かに、エミリーさんは、赤面の吸血鬼のS級魔道士の皆さんは、とても強いです。でも、その強さは、『光』の者の強さには、一生敵いませ
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