第二章 小さな約束
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すけどね)
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椿と浅間は流せる限りの涙を流し、今二人は屋根の上で夕焼けに染まる、空を見ていた。
すると、浅間の隣に座っていた椿が立ち上がり言った。
「僕、いや、俺…決めたよ……強くなる…もう何も失いたくないから、強くなって俺の大切なものを守る」
椿の目には、もう涙はなく強い意志があった。
そして、椿は浅間の方に体を向け、浅間の目を見て言った。
「そして、強くなって自分を許せるようになったら、俺………浅間にコクるから」
「…………えっ」
いきなりの告白予告に、浅間は頭の中が真っ白になる。
そして、浅間が答える前に椿の顔が真っ赤に染まる。
「やっぱり、今のな「待ってる」……え?」
「何年でも、私待ってる椿君が告白してくれるのを」
椿は、予想外の言葉に戸惑う
「それって、okってこと?」
すると浅間は、少し笑いながら答える。
「それは、椿君が告白してくれたら教える」
浅間の表情を見て、椿も笑った。
すると浅間が、椿に向かって右手の小指を差し出す。
「約束」
すると、椿も自分の右手の小指を差し出した。
そして二人の小指が繋がる。
「「約束」」
●
浅間は再び空を見上げる、同じ空の下にいる椿の事を思いながら
(待っていますから、今でも変わらずに)
そう思いながら浅間は前を歩く、三人を追いかけていった。
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