暁 〜小説投稿サイト〜
花天の椿
第二章 小さな約束
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
すけどね)









椿と浅間は流せる限りの涙を流し、今二人は屋根の上で夕焼けに染まる、空を見ていた。
すると、浅間の隣に座っていた椿が立ち上がり言った。


「僕、いや、俺…決めたよ……強くなる…もう何も失いたくないから、強くなって俺の大切なものを守る」


椿の目には、もう涙はなく強い意志があった。
そして、椿は浅間の方に体を向け、浅間の目を見て言った。


「そして、強くなって自分を許せるようになったら、俺………浅間にコクるから」

「…………えっ」


いきなりの告白予告に、浅間は頭の中が真っ白になる。
そして、浅間が答える前に椿の顔が真っ赤に染まる。


「やっぱり、今のな「待ってる」……え?」

「何年でも、私待ってる椿君が告白してくれるのを」


椿は、予想外の言葉に戸惑う


「それって、okってこと?」


すると浅間は、少し笑いながら答える。


「それは、椿君が告白してくれたら教える」


浅間の表情を見て、椿も笑った。
すると浅間が、椿に向かって右手の小指を差し出す。


「約束」


すると、椿も自分の右手の小指を差し出した。
そして二人の小指が繋がる。


「「約束」」








浅間は再び空を見上げる、同じ空の下にいる椿の事を思いながら


(待っていますから、今でも変わらずに)


そう思いながら浅間は前を歩く、三人を追いかけていった。





































[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ