暁 〜小説投稿サイト〜
蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
ショッピングとアウトドアにはサプライズがつきもの
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1mmレベルで微調整できるが・・・・・最悪記憶喪失とかにさせるからな、この技・・・」

「結構ギリギリじゃない!?この技!」

「そうだな、ギリギリだ。でも、どうやら今回『も』成功のようだ・・・・」

しかし、真と麗はその男の話す情報から会話をしながらも耳を離せなかった。

情報はある意味このタイミングで聞けたことが最高でありーーーーまた、内容は最悪の情報だった。









〜約十時間前〜

「本日、明日の二日間は、全員自由行動とします!」

麗が朝放った一言はSP全員をその宣言の一時間後にホテルに一人も残さない、という効果を持っていた。

既に宏助たちがハワイに訪れてから二日が経ち、集会までは本日を含めて四日間。

その内二日間を麗が自由行動にする、と言ったのだ。

当然残った二日間は全て集会の総準備に当てられるのだが、それにしたって嬉しいものである。

何せ年中無休のSPたちが、ハワイで二日間自由に過ごせるのだ。

宏助も久々の休みに興奮してさっさと出かけようと思ったのだが(真も同じく)

「貴方たちは明さんの警護でしょう。というか、海での競争の罰ゲームは?」

「「・・・・あ」」

「私と麗が課す罰ゲームは、宏助さんと真さんとハワイ観光することです!」

「「・・・拒否権なしですか・・・」」

「「・・・はい(二コリ)」」

そういう訳で宏助と真はハワイへ連れ出される結果となってしまった。

まずは有名なとある牧場に向かい、乗馬体験をさせてもらう。

「あの〜、宏助さん?ちょっと私と乗ってもらえませんか?」

「え・あ、いや別にいいですけど・・・」

明が一人では馬に乗れないというなんともお嬢様らしい雰囲気を醸し出し、それを宏助が助けるまでは良かったのだが

「あッ!馬が・・!」

「え?ちょ!ひゃあ!(ギュッ)」

馬が暴れ始め、(そりゃ二人乗ったからね)明が前に乗っていた宏助の背中に思い切り抱きついて来る。

「・・・・なんか・・・いろいろ・・・・あた・・・」

「も、もう暴れないで下さい〜!(ギュッギュッ)」

「あたるぅ〜!(ビキビキッ!)」

なんか色々当たって大変なことになりました。

今回の皆の服装は、全員麗が持ってきたアロハシャツに、大きく「hawai」と書かれたTシャツ。

更に派手な柄でチェックのバミューダパンツ(男性陣は嫌がったので、柄なしになった)を着ている。

ここまで見ると完璧に何の飾り気もないハワイ観光客(同じ格好をしている人、すみません)だが、それで終わらないのが明と麗だ。

ただアロハシャツを着ているだけで遮られるものがなくなり、その猛威を振るっている明のアレ。

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