第一章
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ってとにかくだった。
彼等は家の人間にもハッパをかけ続ける、だが。
それぞれの女房達は困った顔で言うのだった。
「だからね、張り合うのはいいけれど」
「もうちょっとどうにかならないの?」
「あんた達子供の頃から喧嘩ばかりだけれど」
「いい加減にしたら?」
「少しは大人しくしたらどうだよ」
「へっ、何言ってやがる」
「大人しくなんか出来るかよ」
稲葉も真中も言う、稲葉はその太った四角いこって牛の様な顔を顰めさせ真中は痩せて顎のしゃくれた角刈の姿でそれぞれの女房達に反論する。
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