王様、始めます
第17話
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にかくオレが持ってたイメージを壊されたな」
「まあ、プライベート時の魔王様達はかなり軽いからね。セラフォルー・レヴィアタン様なんて特に凄いよ。たぶん、今度の授業参観にやってくるはずだから、見て見ると良いよ。魔王のイメージが完全に壊されるから」
「うわぁ〜、見たい様な見たくない様な。あれ、授業参観に来るってことは会長の身内なのか?」
「そうだよ。会長のお姉さん。ただ、二人の仲は良いんだけど、そのね、会長が苦労していることだけ覚えておいてあげて欲しいんだ。出来れば、お姉さんの話題は出さないであげて欲しいんだ」
「仲が良いのにか?」
「うん。お姉さんであるセラフォルー様を見れば、理解できるから」
「よく分からんが覚えておくよ」
それから半分程水が貯まった所で塩素を放り投げて、魔法で水を出して一気に一杯にまで張る。
「だから最初から魔法を使えよ!!」
「魔法で産み出される水は完全な純水だからね。成分的に水道水と割った方が良いんだよ」
イッセー君に説明が終わった所でオカルト研究部の女性陣とルゥがプールにやって来ました。部長はかなり布面積の少ない赤い水着を、副部長はやはり布面積が少ない白い水着を着ていました。白音さんは学校指定のスクール水着で、ヴァレリーさんは肌を隠す様に長袖のラッシュガードにレギンスを履いています。ルゥは先日白音さん達にお金を渡して買いに行って貰ったフリルがたっぷりの蒼いワンピースタイプの水着と浮き輪を装着していました。そしてギャスパー、貴方は水着も女性物を着るのですね。花柄のブラにデニム地のパンツ、貴方はそれでも吸血鬼で男なのですか?
「木場、オレ生きてて良かった」
僕の隣で涙を流して神に祈りを捧げ、激痛に転げ回る。部長がそれを見てイッセー君に駆け寄ったので面倒を任せて白音さん達の方に移動します。準備運動をしてから泳ごうとした所で白音さんに呼び止められた。
「どうかしましたか?」
「あの、祐斗さんは泳げますか?」
その一言で事情は分かりました。ちなみに普通の泳ぎ方は普通ですが、戦場で必要な特殊な泳ぎ方はアーチャーの記録のおかげで得意です。
「ええ。なんなら泳ぎ方を教えましょうか?水泳部の様に速く泳ぐ方法は知りませんが、ちょっと特殊な泳ぎ方は得意ですから」
「お願いします」
とりあえず基本の浮かび方からですね。肺に出来る限り空気を取り込むだけでも結構変わってきます。日頃から呼吸を意識する様に言ってありますから肺活量はかなりの物になっているので、浮かぶだけならすぐに出来るでしょう。それが終われば基本的な足の使い方と息継ぎを教えると、白音さんは一人でも十分に泳げる様になりました。
途中で部長と副部長がイッセー君を取り合ったりしていましたが、基本
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