暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
王様、始めます
第17話
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聖剣事件が終わり、エクソシストとしての権限を返上して悪魔稼業に戻ってしばらく経ったある日、サーゼクス様に呼ばれて冥界に戻る。グレイフィア様に案内されてサーゼクス様の執務室に通される。

「よく来てくれたね」

「いえ、なんとなく用件は予想していますから。おそらくは三勢力間での停戦、もしくは同盟と言った所でしょうか?」

「うん、その通りなんだ。前回のコカビエルの一件の時も例外とは言え、悪魔である君をエクソシストとして活動させる位には前から話が進んでいる。だがこれに反対する者が多いのも確かだ」

「そうですね。でなければ聖剣が、特に天界で保管されていたエクスカリバーが盗まれる訳がありませんから」

「ミカエルも嘆いていたよ。それでも今回の一件で同盟を組む事になったのだが、別の問題が出て来た」

「僕、正確に言えば無限の剣製でしょうか?」

「それもある。アレだけの力を見せつけてしまった以上、今の状況に置いておく事も出来ない。契約に基づいて保護したいのだが、それが許される状況では無くなってしまった」

「仕方ないでしょうね。それで、僕はどういう扱いになるのですか?」

「先日の通信での会談の結果、三勢力の同盟と同時に各勢力から独立した部隊の王となってもらう事になる」

「独立した部隊の王ですか?」

「独立部隊は三勢力の同盟を邪魔に思う者を相手に戦うことになる。人員と物資や資金は各勢力から平等に出し合う事になっている。それらを纏める王として君が選ばれた。君は相手の種族がなんであろうと気にしないだろう。それが出来て独立部隊を引き入れる人材は君しか居ない。これは三勢力の総意でもある」

そこまでの評価がされていたとは知らなかった。

「正式に部隊が設立された際に君には悪魔の駒と、悪魔の駒と人工神器を元に開発された転生天使を作るトランプが支給される。だが、会談の最中、もしくは終了と同時に襲撃も予想されるのでね、先に人員を選出しなければならない。希望はあるかい?」

「そうですね。とりあえず白音さんとギャスパー、ヴァレリーさんですね。あの三人なら性格的にも能力的にも問題無いでしょう。教会側からは前回の任務を共にしたゼノヴィアさん達と、後衛タイプの人を一人。聖剣はこちらで用意するので必要ありません。堕天使側からは前衛と後衛、それからサポートタイプを一人ずつ。前提条件としては集った同僚に対して敵対しないことです。それから出来ればで良いんですが、出来るだけ能力の高い人材を出す様にして貰いたいんです。悪魔側の三人の詳細は報告してある通りですし、教会側は聖剣使いの二人です。ここで堕天使側だけ能力の低い者を出すと不満がでますから」

「分かった。ミカエルとアザゼルに伝えておこう。それからしばらくの間、同盟に向けた調整に付き
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