第6章:女の決意・男の勘違い
第19話:何か忘れてない?
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ってて放置してるんだね。
う〜ん……もっと厄介な状況だね。
「そしてリューノお前が留守番なのは、戦闘力的に全く役に立たないからだ。万が一の場合は速やかに脱出しなければならない状況で、無駄に人員を増やしていくのは下策だ。スパイ行動なのだし少数精鋭で行くのがベター。つまり、マリーは強すぎるからダメで、リューノは弱すぎるからダメって事! あぁ、勿論トルネコも行くんじゃねーぞ!」
「行きませんよ……頼まれたって、そんな危険地帯には行きませんよ!」
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(デスパレス)
そんな訳で、オイラ達は少数で魔族の居城に潜入しようとしている。
メンバー内訳は、シン・アニキ・リューラ・ライアン・ホイミンそしてオイラ……
ロザリーも行くと言い出したのだが、今回は動向を探るのが主目的であって、我々がロザリーを連れている事を知らせるべきではないとリュカさんが行った為、あえなく却下された。
筋肉姫も行くと言い出したが、リュカさんとブライが言葉を濁しながら却下してた。
まぁ理由は分かる……彼女は頭の方にちょっと問題があるから、下手に総大将の前に行かせたら何をするのか解らないからだろう。
リューラが選抜されたのは、オイラを守る為らしい……
オイラが行くと決まった時から、手を握り離れない様にしてくれてたからね。
リュカさんもリューラの実力なら大丈夫だと判断し、同行する事に反対しなかった。
むしろ他の娘がブーブー言ってたなぁ……
あと、ライアンが選抜されたのはホイミンを守る為だ。
一応ホイミンはモンスターだったし、行った事のないデスパレスでも多少は役に立つだろうとの事だ。
まぁ言い出したのは本人だし、リュカさんにも反対する理由が無かったんだと思う。
あとはオイラの化かす能力で、どれだけ魔族を欺けるかだ……
今気付いたけど、オイラって結構責任重大じゃね!?
やっべーよ……緊張してきたよ!
「アロー……君なら大丈夫。絶対私達を無事に帰らせてくれるよ」
オイラの緊張に気付いたリューラが、微笑みながら声をかけてくれた。
うん。俄然やる気が出てきたぜ!
絶対にリューラを無事返し、そして……
アローSIDE END
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