到来〜
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!!」
「・・・」
その時だった。俺の背後から・・・ライガクイーンが姿を現した。
「・・・え・・・?」
アリエッタの目が見開かれる。
「ライガクイーン!?」
アニスも驚いているようだ。
「ライガクイーンは死んじゃいない・・・だから、お前は俺達と戦う理由はないんだよ」
「え・・・え・・・」
アリエッタの思考は追い付いていないようだ。・・・当たり前か。俺だって混乱するだろう。
「・・・なあ、アリエッタ」
「・・・」
「また・・・みんなと再開できたな」
ライガにライガクイーン、そしてアリエッタと俺・・・
「あ・・・ああ・・・」
アリエッタの目に涙が溜まる。
「ずっと言えなかった、言葉を言わせてくれないか?」
「サ、キ・・・」
俺はアリエッタの頭に手を乗せる。
「ただいま、アリエッタ」
「・・・う、ぁぁぁぁ・・・!!わぁぁぁん・・・!!」
アリエッタは泣きながら俺に抱き着いてくる。
「アリエッタ・・・お前は・・・どうしたい?」
「離れたくない・・・ずっと、ずっとみんなと一緒にいたい!もうサキと・・・敵対したくない!」
「・・・そうか」
「・・・やれやれ、困ったな」
ずっと隅で様子を見ていたラルゴが近づいてくる。
「結果を報告しなければならんが・・・このままじゃ俺はアリエッタを裏切り者と報告しなければならなくなる」
するとラルゴは大鎌を取り出す。
「・・・っ、貴様・・・!」
「どけ、小僧」
「退くかよ!もう目の前で・・・俺の家族はやらせねぇ!」
だが・・・流石に限界を越えていたようだ。立ち上がろうとした瞬間・・・俺は地に伏していた。
「あ・・・ぐ・・・」
「サキ!?・・・やめて、サキに手を出さないで!」
「なら大人しくしてるんだな」
アリエッタに大鎌が突き付けられ・・・
「やめろ・・・やめてくれ・・・!」
アニスも間に合わない。そして・・・
シャキィン!
「・・・え?」
アリエッタが唖然とする。ラルゴの手には・・・半分ほど切られたアリエッタの髪があった。
「遺体は音素乖離したと報告すればいいだろう」
「ラルゴ・・・どうして?」
「もうお前は六神将の妖獣のアリエッタじゃない。そこの小僧の家族だ。・・・あばよ。せっかくの幸せを捨てんなよ」
「待て!」
ルーク達が走ってくる。・・・どうやら全員無事みたいだ。
「・・・お前はいいのか・・・バダック」
ルークがその名を呼ぶ。
「・・・その名はとっくに捨てたよ。妻の眠るバチカルの海にな」
ルークがロケットをラルゴに渡す。
「な
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