暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第35話 肩の力を抜こう。ぬこぬこ?
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族の顔を立てろ”と言う事で納得してもらいました。

 買った魚と小海老に《固定化》を掛けると、木箱を重ねて《錬金》の木溶接でひと塊りにします。そしてレビテーション《浮遊》で、浮かせて引っ張りました。村長に別れの挨拶をし、村人から見えない所まで移動したら、バラして魔法の道具袋にしまいます。……機密保持(魔法の道具袋)の為とは言え、面倒くさいです。

 次のオースヘムの町ですが、思ったほど寂れていませんでした。しかし、基本的にドゥネン村と変わりません。規模は小さい町位ですが、防壁は無しです。男が出稼ぎで殆ど留守にしていて、それを補う様に屯田兵が働いていました。数人マギ商会以外の商人を見かけましたが、どの商人も商売にならないと言っています。まあ、それも仕方が無いですね。マギ商会は領地活性化の為に、領内では儲け無しで商売やってますから。

 目新しい物も無く、食指が動く様な商品も特に無かったので、案内してくれた衛兵にお礼を言ってそのまま塩田に帰りました。






 謎の魚の正体が気になりますが、私は怖くて料理出来ません。塩田の厨房は当番制で、まだ正式なコックを雇っていないので仕方が無いです。なので最悪家まで持って帰って、家のコックに料理してもらいましょう。

 取りあえず今夜は、ブリの刺身と塩焼きです。あと、エビのカリカリ揚げ。……明日は鱈のムニエルかな。鰹節は、明日以降にユックリやれば良いでしょう。

 食生活が豊かな事は良い事です。

 ……コラ!! ティア!! 厨房に入って来ると食事抜き(オシオキ)ですよ!!
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