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ドリトル先生学校に行く
第二幕 子供達もその二

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「日本も危険があるからね」
「完全に安全な場所はそうそうないね」
「先生の傍だけなのね」
「僕か王子かトミーがいるなら別だけれど」
 それでもだというのです。
「街も学校の中もね」
「危険なんだね」
「そういうことだね」
「だから絶対にね」
 単独行動はして欲しくないというのです。先生はチープサイド夫婦が連れている子供達にもこう言うのでした。
「君達もね」
「うん、僕達雀もね」
「色々と危ないからね」
「そうだよ、悪い人に車に烏、後はね」
「猫だね」
「日本にもいるね」 
 猫については子供達の方から言ってきました。
「あの動物もいるしね」
「日本にもね」
「猫はどの国にもいるからね」
 先生も言います。
「だから注意してね」
「わかったよ、それじゃあね」
「猫にも注意するね」
「僕は猫ともお話が出来るけれどね」
 けれど猫です、何しろ猫は鳥も大好物なので。
「注意しないといけないからね」
「猫は私も嫌いよ」
 シロネズミのホワイティも猫についてはとても嫌そうです。
「先生の知り合いの猫ならともかくね」
「普通の猫はよね」
「そう、怖いし」
 だからだというのです。
「気をつけるわ」
「そうしてね、絶対に」
「犬も多いよね」
 今度は犬のジップが言ってきます。
「神戸って」
「日本人は犬も好きだからね」
「そうみたいだね」
「だから気をつけてね」
 くれぐれもだとおいうのです。
「犬にも悪い犬がいるからね」
「だからだね」
「そう、気をつけてね」
 こう言うのでした、そうしたお話をしてです。
 先生は勤務先のことも詳しくお話しました、そのうえで。
 今晩の夕食のトンカツを御飯と一緒に食べてです、目を閉じて唸る様にして言いました。
「ううん、このトンカツもね」
「美味しいでしょ」
「うん、凄くね」
 こう作ったダブダブに答えます。
「カツと御飯も合うんだね」
「大発見よね」
「パンだけにしか合わないと思っていたよ」
「そうだね」
「それとお味噌汁にもね」
 今もお味噌汁が出ています、中に色々な茸が入っているお味噌汁です。
「合うのよね」
「不思議だね、カツが和食と合うなんてね」
「お野菜とも合うのよね」
 ポリネシアは野菜炒めを見つつ言います。
「これがね」
「これはお野菜を炒めたんだよね」
「サラダ油でね」
 ダブダブがまたお話してくれます。
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